2020年3月1日に開業したザ・ベーシックス福岡へ伺い、宿泊してきた話しの続きでは、客室および専用ラウンジの画像を中心に掲載したいと思います。
今回は初滞在なことからライカのD-LUX Typ109を充電して携行。久し振り過ぎて上手く扱えなかったというw そんなことから客室のまとめ画像以外はライカ撮影です。
ザ・ベーシックス福岡
ザ・ベーシックス福岡は2019年5月31日で閉館したハイアットリージェンシー福岡をリノベーションし、2020年3月1日に開業。地上13階、地下1階、客室数238室という規模です。
各客室のスペースを広くとったことから、ハイアット時代よりも客室数は減ったものの、当時客室がなかった2Fの会議室やボールルームだったスペースに特別室(いわゆるクラブルーム的な客室)を19室設けたことから、そこまで大幅に客室が減少した感じは受けません。
ちなみに、1Fロビー奥のウエディング施設は外部委託となり、別会社(マリノアリゾート系)が運営しています。
このオープンスペースでの挙式は過去何度か参列したり、滞在中目にしたりしていますが、当日滞在しているゲストなどからも祝福されるシーンがとてもいいと思える空間です。
1F円形ロビーのライブラリーが圧巻
ホテル外観は何ひと変化がないものの、1歩ホテル内へ足を踏み入れると、そこは巨大なライブラリーを有するレセプションです。兎に角、リブランドしたザ・ベーシックス福岡における最大のウリはこの空間だといえるでしょう。
画像↑は特別室フロアである2Fから撮影。他社でいうところのクラブフロアですね。
その特別フロアの廊下には、特別な空間に見合った美術品が展示されています。しかし特別フロアが2Fというのは相当な低層階ですが、これには訳がありそうです。
おそらく(個人的な推察ですが)2Fは過去(ハイアット時代に)客室がなく、今回のリブランドにあたってスケルトンの状態(無の状態)から客室をデザインすることができたからだろうと考えます。
もともと客室が存在していた場合、リノベーションに関して隣接する客室形状や水回り(排水)など様々な制限が発生しますからね。なので2Fの客室だけがベーシックス福岡オリジナルの客室(空間)ともいえなくもない。
そしてザ・ベーシックス福岡における客室設定は、
・Episode:エピソード(挿話):特別ルーム(19室)
・Story:ストーリー(物語):スイートルーム(2室)
だそうな。これはロビーの巨大なライブラリーにちなんで付けられたそうですが、正直なところ分かり難いw ホテルのコンセプトに対する関連性も重要ですが、大前提としてゲストに分かり易くあって欲しいものです。
Chapter@ツインルーム
ということで、今回はスタンダードのデラックスツインルームへアサインしてもらいました。ホテル最上階となる13Fのスタンダードルーム(Chapter)です。
この客室はスタンダードルームの中で最も広い45㎡のタイプ。他のホテルでいえばジュニアスイートに近い広さと間取りです。ベーシックス福岡のスタンダードルームはダブルルームの約25㎡、ツインルームの約30㎡、デラックスルームの約40㎡という見方で概ねよさそう。
ベッドスペース。壁面は実際の本でなく壁紙ですw
ベッドサイドから見たソファースペース。右のドアはバスや洗面、トイレなどの水回りへ繋がっています。
今回利用して非常に良かったのがこのハンド&レインシャワー。おそらく後付けタイプのものですが、気になって伺ったところ、まだ発売されない商品だそうな。スタイリッシュで使い勝手も良い感じ。
バスルームの向いがトイレで、その間に洗面台が配置されています。バスアメニティはC.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)でした、アメリカのメーカーですね。
客室まとめ画像
同じような角度で手持ちのiPhone8でも撮影していたため、折角ですからそれも(2枚にまとめて)掲載しておきましょう。こうやってみると、このサイズではデジカメと遜色ありませんね。
ちなみに、↑画像の客室カードキーですが、NBというシールが貼られたカードは1Fの専用ラウンジに入室するためのカードキーです。今回はお誘いということもあって、ラウンジへのアクセスキーを付けていただきました。
iPhoneで撮影した方が、↑のように複数の画像を即座に1枚へ加工できるのでデジカメを持ち歩かなくなるのが自分でも良く分かりますw
無人のEpisode・Story専用ラウンジ
そのNBカードを持って足を運んだ先は1FのEpisode・Story専用ラウンジ。ロケーションはレセプションカウンターの裏手、ハイアットリージェンシー時代にはバー・ロトンダがあった場所です。
入室するとゲストしかいません。基本的には無人運営のラウンジとなっています。なので終日アルコールも提供しているため飲み過ぎ注意なラウンジw
テーブルにはアペタイザーやフィンガーフードが並んでいて、アルコール(泡は無し)も含めた各種ドリンク共にセルフサービスとなっています。スタッフ不在とはいえ、時間帯でフードは変化する模様で、昼はミニケーキ、夕刻からはハムやサンドイッチなどへ変化していました。
外出前に日本酒(この日は田中六五)とハムをいただきラウンジを後にします。地元産の田中六五は好んでいただく一品のため、長居すると個人的にヤバイw
無人運営で逆に感じたことは、無人が故に長居するゲストも多いということ。ルール上は問題がないでしょうから詳細は書きませんが久し振りに凄い(女性の)ゲストを見ました。
レストランWHY NOT
最後に掲載するのは1FレストランのWHY NOT。一応、レストランの片隅にはバーカウンターも設(しつら)えられています。が、ラストオーダー22時なのでバーとしての役割は果たせそうにありません。
と同時に、基本的にブッフェスタイルで提供するレストランではあるものの、新型ウイルスへの対応策として、現状は(ブッフェメニューの)オーダー制となっています。
外出先で合流した妻のみオーダー(私はアルコールのみオーダー)しましたが、正直なところ楽しめるブッフェとは言い難いものでした。なので撮影もしていませんw
ブッフェは目の前に並んだ料理を、自らの適量で皿に盛る作業が楽しいのであって、ブッフェなのに逐一スタッフを呼んでオーダーし、逐一スタッフが運んでくるのであれば、最初からコース料理にして欲しいものですね。提供方法が当面、現状から変化しないのであれば、新型ウイルス対策が終了し、ブッフェスタイルへ戻った際にまた利用したいと考えています。
という流れで此度のザ・ベーシックス福岡滞在は終了。狭くて水回りが古いと散々言われていたハイアットリージェンシー福岡から見事に生まれ変わったという印象です。
そして実は次回も滞在が予定されていて、ザ・ベーシックス福岡の客室カテゴリの順序通りにEpisode(特別ルーム)へのアサインが決定していますので、またその際には客室の様子などをお届けできるものと思っています。