三連休前半は台風の影響が少ないことを見越して、日頃の疲れを癒すべく湯布院に移動し「由布院 草庵秋桜」へ滞在しました。
ちなみにPCやスマホ等で「ゆふいん」の語句変換を行うと、「湯布院」若しくは「由布院」と変換されますがその違いは、街全体を指す場合に「湯布院(住所、湯布院町や湯布院観光協会など)」、由布院町と湯平村の合併前から存在する地名や名称の場合は「由布院(由布院駅や由布岳など)」となります。何だかややこしいですが、最近では使い分けの拘りも薄れているようですね。
草庵秋桜の特徴として挙げられるのは、その「ロケーション」です。観光に最適な街の中心地で利便性の高い場所に位置しています。また近隣には由布院の御三家とも呼ばれる「由布院 玉の湯」や「亀の井別荘」など有名宿も点在しています(もうひとつは無量塔ですがココは中心地から結構距離有り)。
目次
Check-In(Lounge)
宿(本館)に入ると右サイドにラウンジが設けてあり、ここでお茶とお菓子を頂きながらチェックイン作業を行います。デッキやアンプ、スピーカー等に拘りが伺え、非常に良い音でBGMが流れていることから、滞在中のゲストがここで読書に耽(ふけ)る姿も見られました。
Villa Rindo 1F Livingroom(客室:りんどう 居間)
離れの客室のため、一旦本館の中を通過し外出、離れまでのアプローチを抜けながら今夜の客室「りんどう」へ到着です。1Fは変則10帖+広縁、2Fは8帖で構成されている「メゾネット型」となり、webや雑誌等に掲載される草庵秋桜のフラッグシップ的な客室だそうです。
加湿兼空気清浄器は嬉しい設備ですね。それから、広縁へ設置されていた対のソファーが(1人用として)座り心地(寝心地も)良く、兎に角快適でした。
階段下のスペースにはグラス・食器用の棚と冷蔵庫が設置されています。冷蔵庫内はビール(有料)と美味しい井戸水(無料)だけで、その他アルコールやソフトドリンクはオーダー制となっています。
Villa Rindo 1F Bathroom(客室:りんどう 浴室)
滞在のメインのひとつといえる「浴室」です。洗面とトイレが設置され、奥のシャワースペースへと続きます。そこから外が客室用の露天風呂で、シャワースペースの引き戸を全て解放すれば、露天風呂からの一体感も出せる演出が施されています。
露天風呂のサイズは家族(大人2名子供2名)でも十分入浴可能で、絶えず(加水なしの)源泉掛流しですから、いつもお湯が綺麗な状態を保っています。気が向いた時に何時でも温泉に入れる環境は(私にとって)最高の贅沢といえます。
Villa Rindo 2F Bedroom(客室:りんどう 寝室)
2Fは寝室です。チェックイン時には既にターンダウンされていました。ナイトウェアが用意され、勿論トイレも設置されています。寝室にも加湿器が設置されているのは嬉しいですね。
2Fから庭を眺めると、木々の殆どが「もみじ」だと分かります。紅葉時に訪れると、また違った姿(庭)が見れることでしょう。
Hotspring(施設内温泉:男湯)
施設内共用の浴場は「男湯・女湯・家族湯(2)」と計4つの温泉が用意されています。コチラは男湯で「内風呂」と、ウッドデッキを配した「露天風呂」の構成です。
ちなみに隣の女湯もシンメトリーの配置で同じ造りになっているようです。チェックイン直後で他のゲストは不在でしたが、夕方以降夜間は一般客室の方々が利用するため、時間帯によっては若干混み合うようでした。
Hotspring(施設内温泉:家族湯)
家族湯は予約制や時間制などの規制が無い「貸切温泉」となっています。よってタイミングが合わなければ、なかなか利用できないことになります。男湯・女湯と比較すると、ひと回り小さなスペース(内風呂・露天風呂)です。
また男女湯と家族湯の横には休憩・待合いスペースが設けてあり、ウォーターサーバーやテーブル・椅子などが用意されています。
Dinner(夕食 & 夜食)
温泉宿滞在時のもうひとつの楽しみは、やはり食事でしょう。今回の予約は電話で行ったことから、予約特典の「焼酎3点利酒」に合わせ「先付・八寸」からスタートしました。メニュー詳細はサムネイル1枚目の「おしながき」を見て頂くとして、その内容は量も質も大変満足できた夕食となりました。
フォアグラや松茸と鱧の吸物、豊後牛に関サバ、どの品も上品で美味しく頂いたのですが、最も美味しかったのは鶏そばと自家製新米です。特に釜戸で炊き上げた新米は今年食した中で(現時点)最高の味わいでした。時期的に、この宿へ訪れたタイミングが良かったのだと思います。
あまりに「米が美味い」を連呼していたため、仲居さんが夜食と称して「おにぎり」作って下さいました(感謝)ちなみに、夕食は2コース用意されていて、私が食したのは「特選懐石」です。もうひとつの「旬菜懐石」というコースは内容が異なると思います。
ひとつだけ残念だったことは、お酒の銘柄が少なかった処でしょうか。シャンパーニュは用意が無く今回はスプマンテを頂きましたが、できれば有名銘柄を始め、地元:安心院産のスパークリングや各種ワインを中心に用意すれば言うこと無いと感じました。
食後は露天風呂でゆっくり体を癒しました。
Morning(朝食)
朝食は離れ専用の個室ダイニング(母屋)で頂きます。夕食同様、炊き立ての新米が美味しいため、ご飯だけでも結構イケますw 新鮮な生みたて地鶏の卵も用意されてたので、普段はあまり食すことの無い「TKG(卵かけご飯)」を楽しみました。(離れ専用ですので、夕食もココで頂くことが可能です)
食後は同じ母屋内の「茶寮 かすみ草」にてカフェオープン前まで珈琲が頂けます(無料)。
Check-Out & 茶寮かすみ草
チェックアウトタイム(11:00)まで十分な時間で再度「露天風呂」を楽しんだ後は、予約特典のチケットを利用して(朝食会場でも利用した)「茶寮 かすみ草」で珈琲とアイスを頂きました。上記画像の右奥個室が朝食時に利用した専用のダイニングです。滞在ゲストは奥の入口から出入り可能となっています。
カフェは「タタミ敷きの間」と「木目の美しい円卓の間」とに分かれ、好みのテーブルで楽しめます。
カフェのオープン前に撮影させて貰ったためまだ利用者はいませんが、ロケーションが良い事もありオープン後は即満席となります。ここ最近は特に韓国系の方が多いようで、前日の由布院散策中も行き交う半数以上が韓国系の団体観光客でした。(が、団体客なので旅館内で見掛けることはありません)
此度の滞在も、気持ちの良い温泉と美味しい食事で心も体も癒されました。また湯布院には、ゆっくり訪れたいと思います。