「一壺天」滞在記事の後編は、その他施設と食事です。
前編と同じく↑館内MAPに記(しる)したナンバーに沿って(画像中心でw)掲載します。僅か8室の宿ながらも、各施設の充実度は非常に高いと感じました。
①:貸切家族風呂湯
貸切の家族湯は2タイプ、我々が滞在した「蘇芳」と、(次回滞在したいと考えている)「伽羅」に挟まれているため、その両部屋からは抜群のアクセスです。
(家族湯棟)左側の扉を入ると、内湯・露天共に円形が特徴の石風呂になっています。
(家族湯棟)右側の扉を入れば檜の露天風呂です(内湯なし)。
此方の貸切湯も我々が滞在した蘇芳の露天同様に由布岳の眺望が美しく、また湯面が鏡変わりとなり「逆さ由布岳」を楽しめます。ちなみに↑画像右側の壁と屋根は、その蘇芳の浴室です。
翌朝入浴した際の檜風呂は、サブブログの方へ掲載しています。
②別館:談話室
館内の中で最も高台に位置する談話室は、シーサーを見ても分かる通り沖縄のテイストが盛り込まれた建物です。全館満室でも精々10名前後のゲスト向けとは思えない広さなうえ、入口にはレセプションカウンター、さらに個室(会議室?)も2部屋設置されています。
スタッフ曰く「結婚式場やパーティー会場としても利用されています」とのこと。なるほど、そういった利用法もあるのですね。客室も含め全てを貸切り、少人数での式(若しくはパーティー)と滞在を楽しむのもアリかも知れません。
棚の書籍やDVD等は自由に閲覧(客室への持帰り)が可能、またセルフで珈琲やお茶も楽しめます。
③本館:夕食
食事は基本「本館:食事処」の個室で頂きます。お酒もかなりの銘柄が揃っており、スパークリングではシャンドン、シャンパーニュもヴーヴやモエ、クリュグ等の赤白と人気処は用意されています。
特に、この「地鶏団子鍋」は美味でした。
豊後牛が旨いのは言うまでもありませんw
メニューは全て掲載(新玉葱のサラダはサービスで頂きました)しています。我々には適量でしたが、足りない場合は単品のメニューからオーダーすることも可能です。
④Bar:幻住庵
食後は本館入口付近に佇む「Bar幻住庵」でお酒を楽しみます。バーテンダーは食事処も兼任してるスタッフのため、Barのオープンは20:30頃から22:00までと短めに設定されています。
バーテンダーのスタッフは、チェックインから夕食(のサーブ等)まで(全てにおいて)我々に対応してくれた方(男性)、その接客がホテルマン的で個人的に(良い意味で)気になっていました。
ということで、感じたままを話してみると、やはりホテル出身ですw しかもかなりの経歴でパークハイアット東京⇒ペニンシュラ東京⇒一壺天(←いまココ)とのこと。パークではニューヨークバー、ペニンシュラでは立上げを行ったそうな。以前はゲストとしてココ(一壺天)を訪れていたようです。
会話が弾めばお酒も進み、結局ラストまでBarに滞在w その間、他のゲストは1組も現れることなく貸切りでした。その後は本館⇒中庭を通って客室へ戻り、温泉を楽しみ就寝です。
③本館:朝食
昨晩のBarにて「この時期は由布岳山頂からの日の出が見れますよ(日の出は7時ちょうど)」とのアドバイスから早起きすると、由布岳に雲傘が掛かっていました、これは珍しい。早速、珈琲を淹れ、カップとカメラを手に浴槽で日の出を楽しむべく待機します。
すると、予定時刻通りのご来光です。珈琲を頂きながら朝日を楽しみました。
朝食会場も本館の食事処で頂きます。昨夜とは異なる個室で掘り炬燵(こたつ)式の部屋へアサインされました。見るからに野菜と卵が新鮮そうです。
野菜は蒸し、卵はTKG(卵かけご飯)で頂きます。どちらも美味でした。普段、自宅でも出張先のホテルでも、あまり朝食を多めに摂ることはないものの、旅館では異なります。ご飯が進みますね。
Check-Out
通常(温泉宿で)10時が一般的なチェックアウトですが、一壺天は11時ということで食後も十分に温泉が楽しめます。チェックアウト時には自宅用に柚子胡椒(赤・緑)と、タバスコならぬかぼすこw を購入しました。勿論、宿の食事でも提供されます(かなり辛いです)。
湯布院の繁華街から少し距離がある分、余計な雑音が全くないため静寂に包まれ、如何に普段の生活環境が騒音の中にあるかを改めて感じました。お蔭で心身ともにリフレッシュした滞在となり、また機会を見付けてココに戻ってきたいと思います。