先日「ハイアットリージェンシー福岡」へ滞在した際のディナーは、ホテル(同じく博多駅)から徒歩10分ほどの「ウィズ ザ スタイル 福岡」を利用しました。
東区は西戸崎の海の中道で運営されている「ザ・ルイガンズ スパ&リゾート」と系列のホテルです。
ウィズ ザ スタイル 福岡
ウィズ ザ スタイル 福岡は、全16室のラグジュアリーホテルで、その客室構成は最低でもJr.スイート~となっています。低層かつ緑に囲まれた建築物のため、博多駅近隣とは思えない別世界の空間を有するホテルということで、チェーン系ホテルに拘らない際にはオススメです。
ホテル(建築物)の中心ともいえるウォーターテラスを取囲むように1Fはレストランやバー、2F・3Fへ客室等が配置されています。
夏季期間は水上へ配置したテーブルで(膝下は水中で涼を取りつつ)食事を楽しむことができます。が、さすがに長時間(長居)は厳しいような気がしますねw またシャンドンブリュットサマーボトルの専用カウンターも設置されていました(しかし残念ながらデザインは昨年のモノですw)。
オープンテラスの他、ウォーターサイドにはプライベート空間も整えられています。
此方はバーカウンターとラウンジ。ココを通り抜け、今回予定しているレストランへと向かいます。
ステーキハウス ミディアム・レア
訪れたレストランはステーキハウスの「ミディアム・レア」、所謂「鉄板焼き」です。店舗入口では何故か?牛のお尻w(サムネイル1枚目)が迎えてくれ、その上半身は店舗内に。
鉄板を有するカウンターは円状に配置され、その中央を壁で仕切ったシンメトリーの構造となっています。よって↑コチラは中庭に面した円の半分。もう半円は壁のムコウ側にあり、主に団体客が利用します。
今回我々に対応してくれたのはスーシェフ(副料理長)でした。リージェンシー福岡のカクテルタイムを最低限の1杯で抑えていたため、早速モエを開けてもらいますw ワインはホテル及び他の敷地内レストランやバーと共通のセラーのため、各種銘柄はほぼ揃っていると思います。
ということで、コレが此度のメイン、全て地元(九州)産の食材で提供されます。勿論、アワビは調理直前まで元気w
ディナーは↑「テイスティングコース(5,500円/人)」の一択しかありません。このコースに各自アラカルトで追加しつつお腹を満たすシステムとなり、内容も価格も良心的な設定だと思います。
各種食材の説明を受け、調理が開始されます。ちなみに沖縄の鉄板焼きのような派手なパフォーマンスはありませんw
スーシェフの技を拝見しつつ、我々はアミューズを頂きます。特にピスタチオの豆腐が美味でした。
活鮑のソテーは柔らかく、この記事では伝わりませんが鮑の肝を使ったソースは新鮮でなければ出せない味であり、また一連の(作業の)流れで最も手間暇を掛けたソースなのは間違いありません。作業労力の50%はこのソース作りに費やしたと感じました。
熊本産の南瓜や大振りの赤ナス等と共に肉の出番です。焼き加減は店舗名の通りミディアム・レアで。
肉自体の美味しさもさることながら、生山葵(生ワサビ)の風味が肉の旨みを最高に引き立ててくれました。やはり生山葵は鮫皮のおろし器(↑サムネイル2枚目)でおろすのがイチバンですね。
〆のガーリックライスへと向かう前に、アラカルトで「お好み焼き」をオーダーします。が、粉モノでなくメレンゲ(卵白)で作る変わり種。パンケーキのようにふっくらとした仕上がりも、通常のお好み焼きやパンケーキとは異なり全く重くありません。
スーシェフが半ば腕を攣らせw ながら手作りでメレンゲを立て焼いてくれたお好み焼き(豚玉)はココの名物でもあります。
〆は「大葉のガーリックライス」、これも他とは少々異なる食し方です。1/3程はそのまま頂き、残りに(鰹と昆布で出した)出汁を掛け茶漬け風にサラサラと食します。とても美味しく頂きました。
オンザデッキ バーラウンジ
コース最後のデザートとドリンクはバーラウンジへ移動します(そのままレストランでも頂けます)。
流石に夜ともなると肌寒いため、水上テーブルを利用しているゲストはいませんでしたw しかしライトアップされ綺麗ですね。水辺のソファーで珈琲とアイスを頂きます。
コース完食後、背面に設置されているバーカウンターで飲み直し、やはりバーはカウンターが最も楽しい場所ですね。夏にピッタリなカクテルを数種楽しみました。
博多駅近隣(徒歩10分)とは思えない落ち着いた佇まいのなか、宿泊だけでなくランチやディナーも楽しめる空間です。
また個室を利用すれば打合せや商談も可能なことから、事前に(特に週末は)予約必須でしょう。