7月も終わりに差し掛かったころ、大分は湯布院の一壺天へと訪れました。この滞在にはひとつの目的があり、ハイアットリージェンシー那覇のスタッフとここ(一壺天)のスタッフが元同僚だったということで、その互いの状況を僭越ながら私が伝えるため。出張先や旅先では、時にこういった出会いや繋がりが生まれます。
とはいえ、そんな大層なことでもなく、個人的な情報でもありますから詳細は省き、単純に滞在を楽しみます。一壺天への滞在は昨年(2015年)の5月以来1年以上振り。敷地内のMapなど含め、その際の記事は下記を参照下さい。
二度目の滞在からはパーキングに到着し、出迎えたスタッフへ名を告げると記帳は不要、チェックイン作業は終了です。後は客室へとそのまま向かうだけ。こういった何気ない気遣いがココの特徴。
というのも、現在の支配人は元ペニンシュラホテル出身、また他のスタッフも一流旅館出身で経験値が高いこともあって、ふとした処や所作で都心のホテルかと思うような接客・対応がなされます。
敷地の中央に位置する庭園は手入れが行き届いていますね、この庭園を囲むように各施設や客室が点在します。この日は35度近い猛暑日でした。
庭園を1周撮影し、此度の客室へと到着です。
客室(瑠璃)
客室名は瑠璃、おそらく一壺天の中では最も小さい客室となる49㎡。その中にリビング・寝室・半露天風呂が上手く配置されています。↓がそのフロアプラン。2名滞在だとさほど手狭とは感じられませんでした。必要にして十分でしょう。
リビングは板間も合わせて10帖ほど、しかし大きな段差があるため高齢者には少々使い辛い設計です。しかし同じフロアプランで段差無しのバリアフリー設計がされた真朱という客室も用意されていますので心配はいりません。
壁紙は韓紙、家具も李朝の物が配置され古物好きのオーナーの趣味が反映されています。ネスプレッソや冷たい地下水も用意されており客室設備にも抜かりはありません。
瑠璃:寝室
寝室もリビング同様に和韓をテーマにした設(しつら)え。特徴的な窓に落着いたライティングが良いバランスです。ベッドに多少なりとも飽きてきた処で、こういった構成(1段高くし畳敷き)もアリかもしれない。寝室改装の参考にしたいと思います。
瑠璃:洗面&半露天風呂
此方はサニタリー(水回り)。男女それぞれに個別アメニティが用意され、バスアメニティは国産のナチュラルコスエブランドGemiD(ゼミド)が使用されています。ご存知の方はまだ少ないと思いますがゼミドは私の地元、福岡発信のブランドです。
そして部屋付きの半露天風呂。前滞在が由布岳側だったことから今回は林側にしてみました。ちなみに林側の方が客室料安めw しかし杉林に囲まれ、これはこれで趣があって良い。
勿論、ココで過ごす時間が非常に長かった滞在でした。リビング側からも繋がっているテラスにはハンモックが備えてあります。
半露天風呂やテラスから見上げた風景。時期的なこともあり兎に角、蝉の大合唱です。機械的な音は一切なく、全てが自然の音。たった1日というわずかな時間ではありましたが、日常を離れリラックスできたひと時でした。
前回の滞在記同様、他の施設や食事、さらにはバー(今回は別のバー)などの記事はニ分割した後編で記事にすることとします。