2016年から客室の改装へ着手したグランドハイアット福岡、その改装前には実際の空間や質感を掴むべくホテル内へモックアップルームが数種類作成されていました。画像は、ちょうど1年前にモックアップルームへ滞在した際のもの。
既に現在では改装フロアも営業していますし、テスト滞在から1年経過したこともあり当時の画像を掲載したいと思います。改装後のリニューアルした客室は関連記事をご覧下さい。
グランドツイン・モックアップルーム
変更された点を大まかにいえば、ベッド側の壁面及び照明、ワークデスク周り、シャワーブースへのレイン設備といったところでしょうか。色合いや質感は異なりますが現在(最終形態)の改装客室も同様の箇所が変更されています。現在の客室と比較すると若干大人しい感じですね。それでも入室した際は面喰いましたがw
特にワークデスク周りはガラス天板で使用し辛かったため、色々と意見を述べさせてもらった次第。最終的には木製テーブルとなり現在では室内のアクセントにもなっています。カーペットも現在の客室は全く異なる色合いで着地しました。
サニタリースペースの変更はシャワーブースのみ。ココはモックアップルーム時から変更はなくそのまま採用されています。
モックアップルームでもターンダウンサービスは行ってくれますw ベッドサイドの照明はイマイチと感じていましたが、やはり最終的には壁面へと取付けられました。
ワークデスク正面へ設置されたTVモニターは見た目にもスッキリでこのまま採用されると思いきや、ハイアットの統一規格上デスクへの置き方でなければならなかったようです。規格上の縛りもあり、改装するのもなかなか大変ですね。
テスト滞在ですので、室内で食事も摂ります。が、コレはただの差し入れで、テスト滞在とはあまり関係無いような気がしましたw
あえてフロアは伏せさせてもらうとして、この景観から察してください。といっても現在モックアップルームはありません。ちなみにこの客室の隣には別の(最初に造られた)モックアップルームも存在していました。が、ソチラはもっと簡素な造りでイマイチだったと記憶しています。
客室の改装ひとつにしても、図面上だけでなく、時間を掛け何回もテスト改装を繰り返し、実際に滞在してもらったうえで意見を取入れ、そして最終的な形態が決定する一連の流れ(の一部)を経験出来たことは色々な意味で勉強にもなりました。