久し振りの温泉宿、選択したのは由布院でした。
前回訪れたのは今年6月、震災直後といってよい時期でした。そのため観光客もまばらで閑散とした印象が強かったものの、ふっこう割などの後押しを受け、またインバウンドのゲストも戻ってきていることから現在は賑わいを取り戻しつつあるようです。
Check-In
今回お世話になった宿は「湯布院かほりの郷 はな村」、湯布院のメインストリート「湯の坪街道」に面しているので、観光には最も便利なローケションだといえます(観光しませんけどw 買い物にも便利)。宿の顔ともいえる看板がゲストのレンタカーで隠れてしまってますねw
画像左上が湯の坪街道で、宿はこの道路に面しています。よって湯布院に来た方の殆どが「はな村」の前を歩いているハズ。ということでチェックインを行いますが滞在するのは2度目のため名前のみ記帳し客室へと向かいます。前回は6年前にお世話になりました。しかも同じ客室です。
すずめの杜(客室)
客室は3階建ての最上階に位置し、3部屋しか設定のない専用露天風呂付客室「すずめの杜」。その3部屋各々にも個別の名前が付いていますが失念しましたw
和室8畳+洋室6畳+露天風呂という構成。専用露天風呂が付く客室だと多にしてこの構成が一般的ですね。
客室の玄関もかなり広めの造り、洋室側は床暖房で季節柄心地良い足元、そして備えの由布の水がとても美味しい。
洋室側には小型の流しも設(しつら)えられており何かと便利です。ミニバーはなく冷蔵庫にはビールのみが設置してありました。コンビニが隣接していることから、冷蔵庫内のビール消費は殆どないでしょうw
トイレや洗面などの水回り規模は一般的なサイズ。ですが、洗面および露天風呂は信楽焼き製で、もともと滑らかな由布の水がさらに滑らかな肌触りとなります。
部屋付きの露天風呂は大型のバルコニーと一体型の造りですが、先にも述べたよう街のド真ん中で最上階とはいえ3階のため全開放して日中入浴するのには勇気が必要ですw よって明るい内は外側の扉を閉めて信楽焼きの湯船を楽しみましょう。
大浴場 うさぎの湯
此方は1階のレセプション奥に位置する男性用大浴場「うさぎの湯」です。他のゲストが来場する前に撮影させて頂きました。
ちなみに女性専用大浴場は「すずめの湯」といい、普段の宿ではよくあるパターンの翌朝大浴場が男女入替るというシステムがココでは採用されてないため、残念ながら男性がすずめの湯を楽しむことはできません。
とはいえ湯船の形が変わるだけで泉質は同じですからね、問題はありません。大浴場だけあり檜の露天風呂も大型です。
Dinner(夕食)
夕食は通常メニューに豊後牛を1.5倍追加してもらいました。一般客室のゲストは皆1階レストランでの食事となりますが、すずめの杜滞在の場合だと朝・夕全てが部屋食となります。
担当の仲居さんは19歳の可愛い子でしたが、料理から食材の説明まで完璧だったことに驚き。
ちなみにこの宿では赤白のフルボトルはあっても、スパークリング系のフルボトルが用意されていません(おそらく樽保管のためと思われ、グラスはあり)。
よって宿が面する湯の坪街道のワインショップで安心院スパークリングワインを購入し、持ち込みで頂きます。部屋食であるすずめの杜滞在者のみOKとのこと。フルートグラスなどは宿が提供してくれます。
ということで、地元産の安心院スパークリングを楽しみながら、豊後牛ステーキを始め各料理に舌鼓。
コレ↑は、はな村名物のミートパイ。
その他諸々、季節の食材や地物を使用した各種料理を堪能しました。ここ最近(マンパワーも必要なため)部屋食で提供する宿がずいぶん減少したと感じますし、私自身久し振りの部屋食。
個室形式のレストランで一斉に提供する合理性には賛成ですが、仲居さんとコミュニケーションを取りながら頂く部屋食もたまには良いものだと感じた夕食となりました。
Morning(朝食)
翌日の朝食も部屋食です。特に女性だと朝食の部屋食は化粧などの必要性がなく楽かもしれません(妻は楽だといってましたw)。
前日の曇天が嘘のように晴れ渡り、客室で朝食を摂りながら由布岳も楽しめました。この環境(客室で由布岳を見ながら食事できること)はココ以外にないような気がします。
朝食はこんなカンジ。大分名物だんご汁が美味でした。
食後のデザート。
勿論、普段自宅では食さない朝採れの卵でTKG(卵かけ御飯)を忘れてはなりませんね。御飯へ赤味がかった黄身を乗せ、醤油を少しだけかける、かけるというよりは垂らす。
Check-Out
食後、1階レセプション周りで珈琲が振る舞われるものの、それには参加せず客室の露天風呂でチェックイン時刻まで寛ぎました。
由布岳がこんなに綺麗に見えることはなかなかありません。
チェックアウト後は宿に車を残し自宅用や知人向けに色々と買出しします。宿からのアクセスが最高なため、さほど時間も掛からず目指すものが揃いました。
メインストリートの湯の坪街道には数多くのお店が立ち並びますが、所々にこういった↑スペースがぽつんと残っており不思議な街並となってます。しかし、そういったスペースも次回訪れた時には(新たな店舗などが建築され)無くなっていることしばしば。この部品取りされたような自動車や、このスペースもいつまで存在するか分かりません。
次回由布院を訪れた際に再度確認してみたいと思います。