時系列がバラバラなのですがw 先月中旬に熊本から大分へと温泉宿をホッピングしたさいの滞在記です。ホッピング2日目に伺った宿は久し振りの由布院 月燈庵(げっとうあん)。画像↑は宿のレセプション兼、以前は夕方よりバーとなっていた築三百年の空間。
宿の母屋とも呼べるレセプションの佇まいは以前と変わらず、また広大な敷地の中に点在する客室へと繋がる吊り橋も健在です。過去に滞在していた情報から氏名を告げるのみでチェックイン作業はなく、新たな担当となった仲居さんに案内され吊り橋を渡って進みます。
そして歩くこと5分ほど、湿度も気温も高く汗がじわりとにじむ頃に特別室エリアへと差し掛かり、特別室用の母屋へと入り(正確には通過)ます。この先が特別室と呼ばれる離れが点在するエリアです。
ここで気付いたことがひとつ。画像↑右上の個室スペースは、過去特別室ゲスト用のバーカウンターでした。当時は一枚板の見事なカウンターが設置されていたのですが、ゲスト増への対応か?現在は食事用の個室スペースへと生まれ変わっています。
特別室離れ 松琴亭
今回滞在した客室も前回と同じく月燈庵のフラッグシップと呼べる客室の松琴亭。桂離宮の草庵茶室である松琴亭をそのまま模して建築された客室です。過去に滞在した際、メインブログの方で4回に分けて記事を公開していますので、詳細は過去記事を参照ください。
松琴亭といえばこの市松模様。続く6帖の間は寝室となります。
広縁の水屋や客室付の半露天風呂、そして川が流れる庭を堪能しました。
以前に担当してくれた仲居さんが退職したことにより、新たな仲居さんが点ててくれた抹茶と柚子風味の羊羹がウェルカムスイーツ。ちなみにこの仲居さん、ロシア系の方でロシア語はもとより日本語と英語も堪能な女性。素晴らしい語学力ですね。
特別室用貸切露天風呂
松琴亭の裏手には、特別室滞在者専用の家族風呂が2つ用意されています。他のゲストが使用してなければ予約不要で利用し放題。客室付の半露天風呂がお世辞にも広いといえないことから、滞在中は結構な頻度で利用していました。
特別室母屋 渓酔居
到着日の夕食、および翌朝の朝食は特別室母屋の渓酔居でいただきます。勿論、両食事ともサーブしてくれるのは担当の仲居さん。用意してもらった泡はモエ・エ・シャンドン。
品数がなかなか多いため、全てを掲載するには至りませんが、その昔ANAのプレミアム御膳にも選ばれた月燈庵の食事はやはり安定の美味しさです。
メインはこの豊後牛の石焼。熱された石の上に豊後牛を乗せ、自らの焼き加減でいただきます。美味。
兎に角、一品一品に拘った素材・味付けで提供してくれます。なので食事でのリピートも多いのだとか。
しかし1点だけ残念なお知らせとして、レセプション奥のカウンターにて営業していたバーがこのたび終了し、施設内で食後のお酒を楽しむスペースが無くなってしまいました。以前、近隣の宿を利用した際でもバーだけ楽しみに伺っていただけに残念でなりませんね。
それ(バー営業が終了して私がガッカリするの)を事前に察してか?実は伺う数日前に宿の女将から直接電話で連絡を受けていました。よって宿に向かう途中、白州のミニボトルを仕入れて持ち込み、宿側でアイスペールを用意していただき、食後のお酒は客室でいただいた次第です。
一方、此方は翌朝の朝食です。
説明不要で、釜炊きの御飯が兎に角美味しかった。普段、朝食を摂らない私でも何故か食せる、そんな美味しさですw
そしてこの宿の嬉しいところはチェックアウトが11時と比較的ゆっくり設定されているところ。なので朝食後も温泉を堪能したのはいうまでもありませんね。また何処かのタイミングで帰ってきたい宿のひとつです。
ちなみに初日に滞在した宿(熊本)はメインブログの方でまとめる予定にしています。