中年の男性ひとり。その連れであろう年齢不詳の女性。そしてココの主(あるじ)。その3人の会話を中2階のデスクに座って聞いているのは私。多にしてココではよくあるシーンです。
ココは私の自宅から徒歩1分の(一応)ギャラリー。一応と付けたのはココの主(あるじ)の趣味・コレクションを陳列・保管しておくことが主たる目的の空間だから。なので1回4時間程度で週1-2日しか店は開きませんw
1Fの空間では、店舗前をたまたま通り掛かった2人がフラフラと入店し、冒頭に記した光景で会話が進みます。
陳列された品々を見て男性が感銘を受けながら宝の山だといえば、一方女性はガラクタばかりといい、傍らでココの主はその会話をニコニコしながら聞いている。私はというと中2階で紅茶を啜っているのが基本的なパターンw
同じ品を見ても、ある人には宝で、ある人にはただのガラクタだったりす処がまた面白いですね。その来店客に対しココには何ひとつ完全・完璧なものはないという主。
この主はスーパーポテト代表の杉本氏とも親交のある有名な建築家、かつ人気の飲食店を幅広く展開しているオーナー。私にとっては人生の師匠であり、一方で(父と子ほどの年齢差ですが)親友とも呼べる大先輩です。
そんな主から色々なことを教えて頂く場でもあり、私が遊び場にしている中2階は、一部の限られた人しか足を踏み入れることができません。
1階でもそうですが、特に中2階には1点数十万からそれ以上の値が付いている品が普通に転がっているため、初めの頃(だけw)は気を使いました。が、現在は主が不在時にも本に埋もれているデスクを借りて仕事をしたり、勝手にソファーでお茶を啜ったりと、私の遊び場となっています。ちなみにこの記事はココのデスクで書いたもの。
またココに集まる先輩方に色々と相談したり、苦労話を聞かせてもらったりと、決して他では聞くことのできないリアルな話で疑似体験できることから、貴重な経験を積ませてもらう空間でもあります。
以前他記事でも触れたよう、私は人生の大先輩達に恵まれているような気がしてなりません。
そんな中2階の片隅に置かれている初期型のMacintosh 128K。この佇まいが何ともいえず可愛らしい。
いずれ近いうちにこの端末を譲り受け、我家のリンビングへ(ビデオ映像を流すディスプレイとして)飾りたいと考えながら、週末のひと時をココで過しています。