単に鰻が食したかっただけで、表題と掲載日に関連はありませんw 一般的にいわれる夏の「土用丑の日」について、本年は(2015年)7月24日(金)と8月5日(水)の2回です。ちなみに昨年の夏は1回だけ(2014年7月29日)でした。
そもそも「土用丑の日」は夏だけではなく四季(春夏秋冬)に存在するのですが、現在鰻を食す習慣があるのは「夏の土用丑の日」だけです。本来鰻の旬は冬のため、江戸当時の敏腕プロデューサー(平賀源内)が仕掛けた夏鰻の上手い販促だったというワケですね。
筑後 柳川屋
と、そんな話しはどうでも良く、先週急に鰻が食したくなり妻と「柳川屋」へ足を運びました。
この日提供されていた鰻は鹿児島産です。国産鰻に拘るため供給状況によっては宮崎産に偏る時期もあり、既にオーダーできるメニューが(7・8月の繁忙期中のみ)制限されていました。
酒の肴に白焼き@3,500円とう巻き@900円を楽しみながら、せいろ蒸しの仕上がりを待ちます。
タレをまぶして蒸したご飯に、香ばしく焼き上げた鰻の蒲焼きを乗せ再度せいろで蒸し、錦糸卵を散らして仕上げた福岡県柳川の郷土料理です。その工程(2度蒸し)の影響でオーダーから提供されるまで結構待たねばなりません。が、蒸すことにより鰻の身がふわっと仕上がります。
ちなみに画像は「特:せいろ蒸し(吸物・香物付)@3,500円/人」也。
世間ではうな重やうな丼が一般的なのでしょうが、福岡に上陸された際には一度お試しあれ。しかし現在、土用丑の日は福岡でも数時間待ちが当たり前の状況です。