先週末は由布院に滞在していました。というのも、前回(先月)に訪れた際、バーで知り合った地元の人に「旅館の食事も飽きたでしょう。ぜひ地元のお店で夕食を摂ってみては?」と促されたため。
旅館での夕食は地元の食材を中心とした構成で非常に美味しいのですが、確かに幾度となく食しているとその共通点(豊後牛をメインとした構成)に気付きますし、たまには他の食材も楽しみたい。
ということで此度は食事なしのプランを提供する宿を選択し、紹介していただいた地元の飲食店を利用してみました。
八縁
そのお店がこの八縁(やえん)。ロケーションは由布院駅近く。カウンターメインですが小さな個室も3つほど用意されている割烹・小料理店。豊後牛は勿論のこと、旬の魚や野菜を駆使し、丁寧な仕上げで料理を提供してくれるという地元の人たちが口を揃えてイチオシというお店です。
バーで知り合ったお酒好きが教えてくれた店ですから、兎に角酒の肴(さかな)が美味い。料理人でもある店主は福島出身であるため、福島の地酒を中心に日本酒がかなり充実しています。
鱈(タラ)の白子の天婦羅に、大分の郷土料理であるりゅうきゅう、鰻の白焼きを摘みながら福島の地酒である石背(いわせ)をぬる燗で。鰻の白焼きに添えられていた大根おろしの柚子胡椒和えは初めての経験で、かつ新たな美味の発見です。
そして、ココを紹介してくれた人から必ず食すよう勧められたのがこの鰻の燻製。日本酒に合うのは勿論のこと、燻製好きには堪らない美味しさでした。八縁を訪れたならば、必ず鰻の燻製は食しましょう。
その他、幾つかの料理を経て〆に選んだのは山葵茶漬けと青さの味噌汁。何を選択しても、何を食しても美味しかった満足のディナーとなりました。
バーステア
満足の食後は徒歩5分ほどで辿り付く、地元の方々と知り合いにもなれたバーステアへ。前回マスターや知人となった方々へ約束した通り帰ってきましたw 到着した際には既に地元客がチラホラ。
八縁の感想などをマスターへ話しながらお酒は進み、軽食を摘まんでいる(よく食べますねw)と、八縁を紹介してくれた前回知り合った常連さんの登場でさらにお酒は進みます。この方、詳細は書けませんが地元でもなかなか有名な方のようで、こういった出会いがあることがバーの特徴のひとつでもあるような気がします。まさに縁ですね。
今回訪れた八縁は地元イチオシではあるものの、八縁の店主やバーステアのマスター、また知人となった地元の方々曰く、まだまだ紹介したい店が幾つもあるようで、そのお店へ伺うために今年は何度も由布院へ足を運ばねばならないと考えています。