旅館「吉田屋」は昨年7月に発売された「ミシュランガイド福岡・佐賀 2014 特別版」へ掲載されました。お持ちの方は一度確認してください、掲載されている客室は「葵」ですね。
さて、食事は1F「談話スペース」奥に設けられている個室型のダイニング「虚空蔵」にて頂きます。
Dining Kokunzo(虚空蔵@Dinner)
夕食はモダンな懐石料理。全てを掲載するのも何ですから、抜粋した品(皿)を掲載します(照明の関係上、時折iPhoneの影が写っていますw ご容赦下さい)。
オーダーした泡はスプマンテの「ARPA SOLSI(アルバ・ソルシ)」、フェラガモファミリーがトスカーナに所有するリゾート地「イル・ボッロ」で生産しているスプマンテです。ちなみにワイナリーを造るためフェラガモ家が「村ごと買い取った」のは有名な話ですねw 味は悪くありません。
どの品も素材を活かすべくアッサリとした味付け。メインは佐賀牛A5ランクのすき焼きです。流石の佐賀牛、とても美味しく頂きました。〆のデザート時には11種類の嬉野茶(+珈琲1種の計12種)から選択します(今回は紅ほうじ茶を選択しました)。
Dining Kokunzo(虚空蔵@Morning)
翌日は少し早起きし、吉田屋界隈(道向い)の塩田川沿いを(独りw)散策、気持ちの良い朝でした。
朝食は野菜中心の体に優しいメニューとなっています。赤い陶器の鍋は「タジン鍋」と同じく、豚肉(スライス)とキャベツ、もやし等を蒸すことにより柔らかくなり、かつ加熱時に使用する水分が少ないため、水溶性のビタミンやミネラルが溶出する損失が抑えられ、さらに油も一切使用しないことからヘルシーな一品へと仕上がってました。(鍋の中を撮り忘れていたので詳細に描写してみましたw)
ブルーベリーヨーグルトから食事はスタート。温泉水を利用した湯豆腐はトロトロになり、ごまだれとの相性も良く非常に美味です。妻と私の箸置きを組み合わせれば、ミニチュアハウスが出来上がります(KiHaKoにて販売中)。
食後は談話スペースで珈琲を頂き、チェックアウトまで温泉を楽しみました。
館内の随所がモダンな造りも、実際は90年近い歴史を持ち、新旧が上手く融合した宿といえます。また、スタッフ達は皆若いとはいえ、相変わらずの気遣いで滞在を心地良いものにしてくれました。
今後も疲れを癒すべく定期的に訪問したいと考えています。