JCBのバイオマスカードとは?
今年(2023年)7月に、以下の如くJCBおよびANAよりプレスリリースが流されました。
全日本空輸株式会社と株式会社ジェーシービーは、植物由来の原料(バイオマス)を一部に使用したANA JCBカードを2023年7月3日(月)より発行開始いたします。本邦航空会社として初めての取り組みです。
従来の石油由来の原料によるカードの焼却時と比較し、バイオマスカード1枚あたりCO2排出量を約3.9g抑制する効果があります。また、本カードでは、お客様の安全・安心のため、大切なカード情報は裏面に集約し、ご利用時のカード情報の盗み見等のリスクを低減します。・参照:全日本空輸プレスリリース
いわゆるカーボンニュートラルへの企業取組みの一環として、バイオマスカードを採用したということです。
先般、タッチ決済対応の新デザインであるJCBザ・クラスに切替えた際、同時にANAスーパーフライヤーズカード(以下、SFC)もタッチ決済対応カードへの手続きを行いました。
が、カードが到着後間もなくのバイオマスカード発表w
しかも、リリースからチマチマと在庫消化に1年掛けたQUICPay搭載型JCBザ・クラスの時とは異なり、ANA JCBカードの殆ど全てが一斉刷新対象ということを知り、切替えたタイミングが悪かったと思った次第。
対象カードは、ANA JCBカードプレミアム、ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム 、ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカード 、ANA JCBスーパーフライヤーズカード、ANA JCBワイドゴールドカード、ANA JCBワイドカード、ANA JCB一般カード、ANA JCBカードZERO、ANA JCBカード(学生用)です。(スター・ウォーズデザインを含みます)
しかし、企業取組みの一環とはいえ、オリジナルシリーズ(プロパーカード)に次いで、提携カードでもカード番号や個人情報等をカード裏面に移動させる仕事の早さは評価に値しますね。
そんななか、先日JCBザ・クラスのデスクとやり取りのなかで、このバイオマスカードの話しになり、現状MyJCB内での切替続きはできないが、この電話で受けることは可能ですというオペレーターの提案で切替えてもらうことにしました。
開封の儀
ということで、ほどなく(1週間ほどで)到着。
既にJCBザ・クラス、アメックスで見慣れているからか?カード番号や個人情報のない、アッサリしたカードフェイスに違和感はありませんでした。
と同時に(ここは個人差があるでしょうが)手触り(というか素材感)が若干異なるし、軽く感じます。
各情報は裏面に集約
カードフェイスはモザ無しで美しく掲載できる分、裏面はモザだらけになりますねw
また、JCBザ・クラスなどでも感じましたが、裏面に情報が集約されるため、署名欄(サイン欄)がどんどん細く、そして小さくなってきていますw
今後のカードフェイスデザイン
とはいえ、現在のクレジットカードにおける主流は情報の裏面集中、もしくはナンバーレスですから、単にカード番号や氏名を取っただけのカードフェイスだとシンプル化は避けられません。
なので今後は(カード番号等に邪魔されない)もっと自由で複雑な、あるいはアートなカードフェイスのデザインが登場することに期待したいですね。