今まで妻名義で発行して貰っていた「エムアイ お帳場/お得意様カード」を、このたび(私名義で)再取得しました。いわゆる三越伊勢丹系の地元外商担当が付く顧客のみが発行できる外商カードで、三越伊勢丹ホールディングス傘下の「株式会社エムアイカード」が発行します。
カードデザインに目を凝らすと「三越・伊勢丹・岩田屋・丸井今井」のロゴがプリントされているのが分かりますね。
もともとは三越、伊勢丹と異なる大型百貨店が存在し、各々が独自のハウスカード及びクレジット付カードを発行していました。しかし時代の流れから(系列も含め)再編されたため、結果として現在発行されているカードは多種に上ります。左表は(画像が少々残念ですが)主なカード一覧です。が、それでも全て網羅していません。さらに発行されるカードは贔屓先の店舗、また居住地によって選択肢が異なるため、自らの欲するカードへ申込みできない場合もあります。
此度の切替(申込み)に関する流れはサブブログへ纏めていますので、ソチラをご覧ください。また、現在は「お帳場/お得意様カード ゴールド」を利用しています。
- エムアイ お帳場/お得意様カード Gold VISA(MI CARD)
- 三越お帳場CARD GOLD(MI CARD)
- エムアイ お帳場/お得意様カード到着(MI CARD)
- エムアイ お帳場/お得意様カード申込書(MI CARD)
- 外商と、Guest Lounge (三越)
カードフェイス変更(お帳場カード)
今まで(妻名義で)使用してきた三越お帳場カードの券面から、今回新たに(私名義で)発行することにより券面が変更された旨の案内が入っていました。これは福岡三越外商顧客の全てに対して言えることで、現在使用中の「三越お帳場カード」は、次回カード更新時若しくはカード再発行時のタイミングをもって、新カード「エムアイ お帳場/お得意様カード」へ券面が変更されるという意味です。
スペック(MICARD VISA)
- 発行元:株式会社 エムアイカード
- 国際ブランド:VISA/AMEX
- 年会費:本会員 2,000円(税別)⇒基本:初年度無料/場合により3年間無料
- 家族会員:無料(4名まで発行可能)
- 総利用枠&一括枠:150万円
- リボ・分割・2回・ボーナス枠:150万円
- キャッシング枠:0円(設定無しの場合)
- 自動付帯保険:カード盗難補償サービス/カード不正使用補償サービス
- ETCカード:年会費無料で発行
スペックを見て頂くと分かる通り、お帳場/お得意様カードの場合単にカードフェイスが赤色となるだけで、スペック的には青色の「一般カード」と大差ありません、年会費も同額です。間違いなく保険関係は金色の「ゴールドカード」が上位になります。おそらく外商カード(赤)と一般カード(青)との違いは(後述しますが)利用枠だけでしょう。
しかし外商付の顧客ともなれば、既にそれなりの(高額の保険や補償が付帯した)クレジットカードを保有している率は高いと考えられるため、最低限の保険・補償を付帯し年会費を安価に抑える手段は肯けます。
スペック(お帳場/お得意様)
- 店頭割引:前年度の(三越伊勢丹グループ内)購入実績に基づき「5%・7%・8%・10%」
- ポイント:三越伊勢丹グループ⇒100円/1Pt:その他⇒200円/1Pt(1,000Pt⇒1,000円)
- その他①:ラウンジ・サロンへのアクセス(発行元、利用先店舗のサービスに準ずる)
- その他②:担当外商による各種サービス(担当先店舗のサービスに準ずる)
- その他③:パーキング無料&延長(発行元、利用先店舗のサービスに準ずる)
店頭割引やポイント制度については三越伊勢丹グループにおいて全カード共通条件となります。しかしその他で括った提供サービスについては(担当外商が常駐する)店舗独自のサービスとなり各店舗内容が異なるため、一概に纏める事はできません。また同店舗の外商客であっても(年間に消費する額に基づく)顧客レベルにより、提供されるサービスの質・内容はおのずと異なってきます、当然ですね。
そんな中、担当外商が付くことによるメリットのひとつとして言えるのは「カード利用枠を大幅に超えた決済も可能になる」ということでしょう。何故なら外商は各々がエムアイカード専用端末へのアクセス権を持っており、一時的に利用枠を増枠する権限を与えられているためです。なので初期設定の利用枠は、あまり関係ありません。勿論、大前提として過去からのお付合いにおける個人信用が必要です。
そもそも、お帳場会員の「お帳場」とは、上顧客に対し(旧越後屋から)旧三越時代における後日一括払いの「売掛け」商売(つけ払い)の名残りであり、その伝票を管理する場を「帳場」と呼んでいたことが語源となっています。先にも記した通り「信用」を基にした商売ですね。現在も外商回しで指示すれば自宅(若しくは指定先)へ納品して貰い代金を納めることも可能なサービスです。
ちなみに私の贔屓先でいえばロケーション柄、地元球団の会長が外商回しで色々と購入されているのをよくお見掛けしますし、このような方々はその場で支払いを行うことも殆どありません。
よってお帳場カードは単なる会員証みたいな位置付けで、結局は会員の「顔(信用)」で決済するとも言い換えられます。そういう意味では特殊なカードと言えそうです。
さらに厳密にいえば、割引率についても物や額によっては10%以上のゾーンも事実存在することから、兎に角「贔屓先の店舗(担当)との日頃の付合い(信頼関係)」でカードスペックの幅も広がることになります。この辺り(外商との付合いや人間関係)が面倒と考えるかどうかは個人差による処ですね。
カードが送付されて来た際の封筒と同封されたブローシャは、見ての通り至って簡素なものでした。利用案内書の内容もごく一般的な事項のみですから、肝心の利用先(申込先)店舗独自のベネフィットについては、担当外商に聞くしかありません。面倒ですが外商カードとはそういったモノです。