此度、4月2日(木)に実施されたアメリカン・エキスプレス限定イベント「京都・醍醐寺の桜の特別夜間拝観」へ参加してきました。ここ数年、応募しては残念な結果(落選)でしたので、念願叶ったともいえるイベントです。2013年に「第65回 アメリカン・エキスプレス 正倉院特別セミナー & 鑑賞会」へ参加して以来ですから、約2年振りのイベント参加となりました。
受付は18:00から開始されます。この時期の京都は地上交通が麻痺しているため地下鉄東西線で「醍醐駅」まで移動、その後は運動も兼ね坂道が続く歩道を徒歩で進みました(約15分)。
醍醐寺入口には立て看板を持つスタッフが待機しており、受付までの案内を行っています。前回の正倉院展でもそうでしたが、アメックス各スタッフ達(おそらくアルバイト含)の対応は機敏かつ丁寧で、参加者の立場からしても安心でき、そして特別感を感じる環境を演出していることが窺い知れます。
花見膳(雨月茶室「恩賜館」)
イベント参加者は「拝観のみ(限定100名)」と「花見膳付き(限定50名)」とに別れます。我々は運良く花見膳付きのコースでしたので、軽く夕刻の桜を拝観し、醍醐寺内の雨月茶室「恩賜館」にて食事(花見膳)を頂きました。
テーブルへのアサインは到着順で相席となります。我々は全テーブルの中、ちょうど中間辺りの到着でした。周りを見渡すと20歳台は皆無、30-40歳前後では若手の域ですねw 人生の大先輩ばかりでした。
食事のメニュー(サムネイル3枚目)は、京野菜を四季に応じて盛り合わせた「醐山料理」と呼ばれるもので、醍醐寺を代表する伝統料理のようです。ちなみに内容は異なりますが1日30膳限定で普段も提供されています。勿論、肉類や魚類は(その他の食材で表現されており)一切使用されていません。
そのテイストは?十分美味で、赤蒟蒻等(私の住む地域では)普段食せない貴重な味を体験できました。また、ドリンクは通常のお茶以外に1杯(ビール、ウーロン茶等)が無料で提供されます。
国宝・三宝院貸切拝観
各自のペースで花見膳を楽しんだ後、三宝院へと向かいます。恩賜館を出ると既に日は暮れ、ライトアップされた桜が其処彼処に浮かび上がっていました。
アメックスのスタッフが立つ玄関横から、枝垂桜前を通り抜け三宝院大玄関より唐門(国宝)の庭園、葵の間、勅使之間(重文)、そして表書院(国宝)へ進みます(三宝院内は撮影禁止のため画像がありません)。さらにその奥の白書院へ入り、食後のデザートともいえる「お茶席」を楽しみました。(お茶席の撮影は許可を頂いてます)
ここで先に法話を頂いた「拝観のみ組」と「花見膳組」が入り混じります(ドチラの組かはステッカーの色で分別されています)。我々花見組はこの後、大僧正による法話を頂きました。
醍醐寺 桜の特別夜間拝観
法話後は各自思い思いに夜桜を楽しみます。此方は三宝院大玄関前の太閤枝垂桜、まさに満開ですね。
此方は三宝院奥の憲深林苑です。時の秀吉公が「醍醐の花見」に際し、自ら手を加え楽しんだのも頷ける幻想的な美しさでした。私の撮影と言葉では、その美しさの半分も表現できないのが悔しい処です。
太閤枝垂桜を三宝院奥の小道から撮影したものです。画像左の建築物が三宝院、そしてその小道を歩くゲストやアメックススタッフの位置関係からも太閤枝垂桜の大きさが伝わってきます。
国宝・重文に触れ、桃山時代の華やかさを体験できたイベントでした。まさにお金で買えない価値だと思います。