新年早々、賠償責任ネタですがw 空や陸の移動が盛んな年末年始だからこそのネタかもしれません。
◆キャリーバッグ事故「足ひかれてケガ」「つまづいて転倒」裁判に発展するケースも
重い荷物も楽に運べ、旅行や出張に便利なキャリーバッグ。しかし、近くを歩いている人の足の甲を車輪でひくなどのトラブルも発生しているようだ。
駅構内において、被告の曳いていたキャリーバッグが、対面からすれ違った原告の足に当たって、原告がつまずき、骨折などの傷害を負ったという事案について、100万円強の損害賠償責任を認めたというケースも出ている。
・引用:弁護士ドットコム
確かに駅構内や空港内ではキャリバーッグ利用率が高いため、キャリーバッグが原因で引き起こす事故が近年増加傾向にあるようです。
特にエスカレーターからキャリーバッグが滑り落ち、他の旅客を傷つけるといった例もニュースになっています。日常、頻繁にキャリーバッグを持ち、空港内をウロウロしている私も他人事ではありません。
弁護士ドットコムにも「ただ歩く時よりも、いっそう周りに注意する「義務」がある」と記載されているよう細心の注意を払ってキャリーバッグを曳くことが必要です。
しかし、基本的に事故とは相手があるもの。例えコチラが細心の注意を払っていたとしても事故につながるケースはゼロになりませんね。
そこで裁判へと発展(多にしてこういったケースは人通りの多い場所で人混みの中だったりします)し、仮にキャリーバッグを曳いていた自分に過失が認められた場合、損害賠償責任が発生します。そういった際に、損害賠償責任を補償してくれるクレジットカードはあるのか?手持ちのカードを確認してみました。
アメックスプラチナには個人賠償責任保険が付帯している
私の手持ちクレジットカードの中ではアメックスプラチナにのみ個人賠償責任保険が自動付帯していました。
会員ご本人様およびご家族が居住している住宅の所有・使用・管理および日常生活に起因する偶然な事故により他人に対して法律上の賠償責任を負った場合、1事故につき1億円を限度に保険金をお支払いいたします。
※ご家族とは、会員の配偶者様、会員またはその配偶者と生計を共にする同居の親族(お子様・ご両親など)、会員またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚のお子様をいい ます。
JCBザ・クラスやラグジュアリーカード、MUFGプラチナアメックスなどには海外旅行中の賠償責任保険は付帯しているものの、此度のケースである日常生活に起因する偶然の事故で負う損害賠償を補償する個人賠償責任保険は付帯していません。
さすがはアメックスプラチナといったところでしょうか。
JCBはトッピング保険でカバー
JCBザ・クラスには個人賠償責任保険が自動付帯していませんが、JCBカードではトッピング保険(追加保険)として月額わずかな金額で個人賠償責任保険を付帯させることが可能です(一部対象とならないカードあり)。
・特長:意図せず自分が加害者になったときのアクシデントの際、賠償が1億円付いており訴訟費用などの費用も補填。また、自転車を使用中の事故も補償。
・補償:最高1億円
・月額:120円
・対象:個人賠償責任の補償は、申込みされた会員、配偶者および、その他の親族(会員
または配偶者と生計を共にする①同居のご親族②別居の未婚のお子様【婚姻歴のない方】)
月額わずか120円の掛金で家族までカバーできるため、個人賠償責任保険が自動付帯するクレジットカードを持たない、もしくは他の保険会社で個人賠償責任保険へ加入していない、あるいは個人賠償を補償してくれる他の保険(火災保険など)へ加入していない人にはおすすめの商品でしょう。
JCBカードに限らず、他のクレジットカードでも同様のトッピング保険商品があるハズですから、これを機会に一度検討する価値があると思います。
また、賠償保険の他、火災保険や、自動車保険などで、同種の賠償責任を補償する契約がある場合、補償の重複が生じる可能性がありますので、他の契約の補償内容・保険金額を事前に十分確認しましょう。