以前から予想や噂が絶えなかったシティーカードジャパンの買収劇でしたが、3月31日付けの記事で新聞各社が一斉に三井住友信託銀行との売却合意を掲載しました。
途中、JCB連合の名乗り等で一時的な盛り上がりはあったものの、結局は三井住友信託銀行と前評判通りの着地でした。個人的にも静観していたため「ああそうなのか」という程度の感想ですw
シティーカードジャパン公式発表
つい先月、銀座ダイナースクラブを取得したことから、シティのwebサイトへアクセスも増え始めた矢先に、↑画面のように現会員へ対しても「重要なお知らせ」としてアナウンスされました。
シティのプレスリリースを見るに、2015年2月28日現在のカード会員契約数は約743,000件、サンケイビズの記事によると三井住友信託銀行が取得に要する費用は400億円強程度とのことです。単純計算で(ダイナース、シティカード合わせ)1件当たりの取得費用は54,000円程度ですねw
ダイナースクラブの今後
私も含め、現在ダイナース(若しくはシティカード)を保有・利用している会員にとって、気になるのは今後の動向です。しかしシティのプレスリリースでは、
(プレスリリースより抜粋)
と記載されています。またサンケイビズでは、
(サンケイビズより抜粋)
といった内容の記事となっています。
住友信託銀行の狙い(特に欲しい層)は誰が見ても明らかですね。そういった層に対する自社商品(信託業務)を絡めたい(取込みたい)ワケですから、カードの年会費や付帯サービスは最低限現状維持しなければ顧客離れを起こしかねません。よって当面は安泰(むしろサービス向上すらする?)でしょう。以前の記事でも書いたように、我々(買い手)は年会費を支払い、カード会社(売り手)はそれに見合ったサービスを提供し、我々から見合わないと判断されればカード会社は解約されますし、我々はいつでも解約できます。
個人的には今のうちにダイナースを取得しておくのも面白いと感じていますw