新生銀行と三越伊勢丹ホールディングス、ジェーシービー(JCB)の3社が共同で、米金融大手シティグループ傘下のクレジットカード会社「ダイナース」の買収に乗り出すという記事が、本日付の日経に掲載されていました。
三社三様の思惑が一致したのか?個人的にはここに来て面白い展開になったと感じています。
①新生銀行 ⇒ 顧客基盤を富裕層に拡大し新たな収益事業に育てたい
②三越伊勢丹 ⇒ カードを保有する顧客を百貨店に呼び込みたい
③JCB ⇒ カード事業のノウハウを生かして収益を伸ばせると判断
②三越伊勢丹 ⇒ カードを保有する顧客を百貨店に呼び込みたい
③JCB ⇒ カード事業のノウハウを生かして収益を伸ばせると判断
銀行同士の競合から一歩抜け出すため新生銀行の秘策だったのでしょうか?三越伊勢丹HDはダイナース保有の顧客を「お帳場」や「お得意様」に引き込む手段にもなるでしょう。はたまたJCBが運営に携わるダイナースは想像できませんw
これにより、先に名乗りを挙げていた三井住友信託銀行と、此度の3社連合との間で争奪戦になる可能性が出てきましたね。
日経曰く「新生銀など3社連合が有力候補になりそう」とのこと。しかし、まだまだ新たな展開があるかも知れません。今後もこの動向を注視していきたいと思います。