エアラインはJALを、そして旅行代理店はJTBを中心に利用する方は多いと思います。特に(線引きをするつもりあはりませんが)ある一定以上の年齢層からは、その傾向が顕著に現れ、先日私の両親から相談された際に薦めたカードが「JTB旅カードJMB」です。
何故なら、年に数回は海外旅行へ行き、個人旅行では手間の掛かる全ての手配をJTBに、そして移動は安心の日系(JAL)を利用するスタイルだからです。また、このカードは年会費以上にサービスが充実しているため、コストを抑えたくなるサブカードのポジションにもお薦めできます。
スペック
◆海外旅行傷害保険自動付帯/国内旅行傷害保険利用付帯
◆JALマイレージバンクサービス付帯
◆ポイント還元:最大6%(JTBトラベルポイント加盟店利用時)
◆各種サービス:ロードアシスタンスサービス・ホームアシスタンスサービス
point!
その他、旅行代理店系カードらしく世界55都市での事故・トラブルに日本語で対応。またオプショナルツアーやレストランの予約・手配等のトラベルサービスが提供されます。さらに入会特典として2014年9月30日までの入会者には4,000ポイント(4,000円分相当)がプレゼントされます。
大まかなスペックとしては上記内容となります(詳細はコチラ)。如何にJTBで全手配を行ったとは言え、添乗員付きのツアーでない限り渡航先では自力で問題事を処理しなければなりません。
特に海外での困り事は病気や怪我等が挙げられますが、このカードを保有することで「JTB旅カード会員様向けJi提携病院紹介サービス」が付帯し、日本語での対応から現地提携病院にてキャッシュレスで急な病気や怪我にも対応が可能となります。とても年会費2,000円(+税)のカードとは思えないサービスですね。
ポイント還元
次に「ポイント還元率」を見てみましょう。還元率は「1%-6%」と幅の広い設定です。通常は100円で1ポイント(1円相当)で還元率1%、JTBで旅行パックを購入で1.5%ですが、特別還元率(トラベルポイント加盟店での決済)が6%と高く、また同時にJALツアーマイルも加算されるのが特徴です。
逆に、他社(HIS等)の旅行代理店系カードに多く見られる「年間利用額による年会費無料条件」の設定は残念ながらありませんので、その分はJAL利用によるマイル加算で補うという視点で見るべきでしょう。
また、JTBトラベルポイントとJALマイレージバンクの交換レート下画像の通りで、トラベルポイントをマイルへ移行するのではなく、マイルをトラベルポイントへ移行しJTBで購入することを推奨するレート設定となっています。
ロードアシスタンスサービス
旅行は必ずしも海外だけではありませんし、航空機を利用するとは限りません。国内旅行や普段の生活の中で自家用車による移動も頻繁に行うことが予想されます。その際に安心な付帯サービスとして「ロードアシスタンスサービス」が挙げられます。
◆鍵開け:鍵の紛失や閉じこみの場合、開錠作業
◆バッテリーあがり:ケーブルを接続してエンジンをかけるジャンピング作業や、バッテリー交換
◆スペアタイヤ交換:パンクした場合、スペアタイヤ(1本)までの交換作業が無料
◆ガス欠:現場で10リットル程度の給油作業
◆その他 現場対応/応急修理:各種オイル漏れ点検、ボルト締め付け、ブレーキ固着解除など
◆帰宅費用サポート:事故、故障により移動手段がなく公共機関を利用した場合、かかった費用を後日立替えた領収書を元に返金
◆緊急宿泊費用サポート:事故、故障などにより宿泊を要する場合、宿泊施設を確保し、かかった費用を後日返金
◆車両回送サービス:積載車による車の回送、又は会員引取による1名分の片道交通費を負担
◆レンタカーサービス:レンタカーを紹介し、かかった費用は後日立替えた領収書を元に返金
point!
JAFでも年会費4,000円が必要な訳ですから、年会費2,000円(+税)のカード付帯サービスとして、24時間365日対応のロードサービスは優秀です。
ホームアシスタンスサービス
普段何気ない生活の中で突発的に起こったトラブルにも対応するサービスです。水廻り・鍵・ガラスのトラブル・緊急対応、医療健康相談や法律相談サービスも無料で対応してくれます。
◆鍵のトラブル緊急対応:会員自宅の入り口(玄関等)の鍵の紛失又は閉じ込みの場合、開錠または破錠の応急対応
◆ガラスのトラブル:会員自宅のガラス関連トラブル時、業者の手配及び簡単な応急処置
◆医療健康相談サービス:医療健康相談機関への取次
◆食生活相談サービス:食生活相談機関への取次
◆法律相談サービス:各法律相談機関への取次
◆年金・税金相談サービス:年金・税金相談機関への取次
point!
くどいようですが、年会費2,000円(+税)のカード付帯サービスとしては逸材ですね。
結論
海外旅行ではJTBを利用し、さらにエアラインはJALを利用している方にとってのサブカードとしては入会するに値するカードだと思います。
それ以上に「ロードアシスタンス」や「ホームアシスタンス」などのサービスには年会費コストを上回る大きな魅力を持ち、持つだけで一部の不安を取り除いてくれる「御守り」的なカードともいえます。むしろ今回両親に薦めた大きな理由は、この各種サービスにあります。
また、JTB利用頻度が高くメインカードとして利用するなら、JALマイレージサービスとの提携はありませんが、還元率最大6.5%の「JTB旅カードJCBGOLD」もオススメできる1枚です。