純度100%のサラリーマンでなく、例えば勤め先のサラリー以外にも一定の収入がある人をはじめ、個人事業主などは確定申告の下準備を開始する時期に入りましたね。
先日税理士(後輩)と打合せを行ってきました(飲んできたともいうw)。その際、国税(いわゆる所得税や法人税など)も来年(2017年)からクレジットカード払いが可能になったと聞かされ国税庁のwebサイトを確認した際の画像が↑上記のものです。
◆クレジットカード納付の概要
クレジットカード納付とは、インターネット上でのクレジットカード支払の機能を利用して、国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)へ国税の納付の立替払いを委託することにより国税を納付する手続です。
クレジットカード納付は、平成29年1月4日8時30分からサービスを開始することとしており、同日10時00分に当ページから専用のWebサイトにアクセスを可能とする更新を行う予定です。
・引用:国税庁
これでようやく国税をクレジットカードで払うことが可能となりました。それなりの額を納付する方にはクレジットカード払いで納付することによりポイントやマイルが貯まりますし、少なくとも翌月払いになることから現金の準備に多少なりとも時間が作れますね。
クレジットカード納付が可能な税目
・消費税及び地方消費税
・法人税(連結納税を含む)
・地方法人税(連結納税を含む)
・相続税
・贈与税
・源泉所得税及び復興特別所得税(告知分のみ)
・源泉所得税(告知分のみ)
・申告所得税
・復興特別法人税(連結納税を含む)
・消費税
・酒税
・たばこ税
・たばこ税及びたばこ特別税
・石油税
・石油石炭税
・電源開発促進税
・揮発油税及び地方道路税
・揮発油税及び地方揮発油税
・石油ガス税
・航空機燃料税
・登録免許税(告知分のみ)
・自動車重量税(告知分のみ)
・印紙税
クレジットカードでの支払いが可能な税目は上記の通り。個人事業主だけでなく法人企業で収める税目も相当数カバーされているのは嬉しいですね。法人用クレジットカードの出番といえるでしょう。
利用可能なクレジットカードは?
・VISAカード
・マスターカード
・JCBカード
・アメリカン・エキスプレス・カード
・ダイナースクラブカード
・TS CUBIC CARD
利用可能なクレジットカードは上記ブランドということ。殆ど全てと言ってよいですね、この辺りは先行している地方自治体のクレジットカード払いと同様です。
同様といえばクレジットカード納付に掛かる納付税額に応じた決済手数料も必要になるため、納付額における手数料見合いで通常納付の方がよい場合もあります。
決済手数料は納付税額が最初の1万円までは76円(消費税別)、以後1万円を超えるごとに76円 (消費税別)を加算した金額となります。
ただし納付額には制限があります
◆注意事項
・クレジットカード納付ができる金額は、1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)です。
このあたり納付金額上限の1,000万円は1回の納付手続き上限なのか?あるいは分割納付できる税目の場合は納付合計額を指すなのか?が記載されてないため詳細は分かりません。
よって個人事業主でも高額納税者の場合だとクレジットカードの利用枠に問題無くともその納付上限設定のためクレジットカード払いができない可能性もありそうです。
この辺りはまた後日確認するとして、ようやく国税がクレジットカード払いに対応するという速報でした。