デルタ航空は(US時間)8月16日、2017年秋から運航開始予定のエアバスA350型機に、全席が個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワン」スイートを導入することを発表しました。
ビジネスクラスの各座席にスライド式ドアを設置するのは世界初となる設定です。仕様的にはもはやファーストクラスですねw
デルタ・ワン スイート
・各スイートに充分な高さのスライド式ドア
・中央の2席の間にはプライバシーを保つための可動式仕切り
・各スイートごとに個別調整が可能な照明
・パソコンやヘッドフォン、靴を収納できる専用スペース
・現代的デザインを取り入れた高級感のある内装
・形状記憶機能付きのクッション
・米国航空会社最大の18インチの高解像度個人用モニター
・ユニバーサル電源と高性能USBポート
デルタ・ワン スイートには、デルタ航空が8年前にビジネスクラスへ導入した全席通路側のフルフラットシートという特徴に加え、上記の設備をさらに追加した仕様となっています。
まず2017年秋に運航開始予定のエアバスA350型機に32室設置され、A350への導入後、次いでB777型機に設置予定とのこと。そして嬉しいことに主にアメリカ⇔アジア間の路線に使用する予定だそう。
中央の2席は可動式のパーテーションで仕切られているため、2人だけの空間にすることも可能。また既存のデルタ・ワン同様、シェフ監修の機内食、マスターソムリエのアンドレア・ロビンソンの選定によるワイン、ウェスティンホテル開発のヘブンリー寝具、ノイズキャンセリング機能付きヘッドセット、キールズのプレミアムスキンケア製品入りのTUMIアメニティキット、機内用ラウンジウエア、そしてWi-Fiサービスなどが提供されます。
この環境下では太平洋路線も全く苦にならないでしょう。
国内キャリアのビジネスクラスであるスタッガードシート配列も十分プライバシーを保てますが、(ファーストクラスを除き)スライド式ドアで完全個室となるビジネスクラスは今までの概念を変える可能性を秘めていますね。
リリースの通りに進めば日本発着のアメリカ路線へいち早く導入されるでしょうから、来年秋からのデルタ航空太平洋路線が非常に楽しみです。デルタアメックスゴールドを取得してその時を待ちましょうか。