本日、地元局のニュースは何処もこの話題でした。ロボットがフロントやベルマンを務める「変なホテル」が、長崎はハウステンボスに7月17日開業したのです。ちなみにこの↑恐竜はロボットで、フロントスタッフの1人(1台?)です。
変なホテル@コンセプト
変なホテルは、先進技術を導入した世界初のホテルです。
環境にも配慮した現代的でスマートな設備は、滞在の快適性や楽しさももたらします。
変なホテルは、快適で心地よく宿泊できるホテルをリーズナブルに提供するために、生産効率の向上に取り組んでいます。
以下にお客様にご協力・ご理解いただきたい8つのことを掲げます。
2. テレビはタブレットでの視聴となります。
3. 照明は人感センサーで自動的に切れます。
4. 空調設備は最新技術の「輻射パネル」を全室に採用しています。
5. 無駄なアメニティを排除し、必要最低限のご用意となります。
6. メインスタッフはロボットです。
7. キーレスでの滞在です。(最新の顔認証システムを採用)
8. パジャマ、浴衣等のご用意はありません。ご持参ください。
ハウステンボス周辺のホテル宿泊費高騰を抑えるべく企画・立案されたホテルだけあって、徹底したコストカット(=生産性向上)ですね。
何処にでもある単に安いホテルというのではなく、(多少強引な引合いですが)「TDRやUSJのスグ横に1人1泊10,000円以下のホテルを運営する」といったイメージだと思います。
変なホテルの「変」とは「変わり続けること」そして「変化」「進化」を意味するそうな。
変なホテル@第1期オープン
今回のオープンは第1期分に相当し、地上2階建て72室が開業。さらに第2期として2016年3月に72室を持つ同様の施設が追加オープンするそうです。
客室は最上位の↑デラックスからスーペリア、スタンダードと3種類。
フロントをロボット化し最も大きなコストである人件費を抑え、冷蔵庫は設置せず、TV視聴はタブレット、そして空調はエアコンを無くし輻射パネルで室内環境を整えることにより、人件費に次ぐ運営コストを占有する光熱費も極限まで抑えています。(個人的にはロボットも不要のような気がしますw)
開業当初はその目新しさもあって利用者は多いでしょう。しかしこの手のホテルに歴史や伝統は不要なワケで、変なホテルの名の通り今後変わり続け、また進化し続けなければなりませんね。当然、客室料も現状維持では無く、コストとのバランスを取りながら下げて行って欲しいものです。
そうすれば世界から注目されるローコストホテルのビジネスモデルとなりうるホテルだといえます。
ニュースを見ていたら意外なことに妻の方が喰い付いたため(単にハウステンボスで遊びたいたいだけかも知れませんがw)、機会を作って佐世保まで出掛けてみようと思っています。