ここ数年、この時期の気温は軽く35度を超えるのがデフォルトとなった日本ですが、そんな暑い8月中旬(お盆期間)に1泊で由布院へと足を運びました。実に久し振りです。
勿論、新型ウイルス影響下ですから他ゲストとの接触は(互いに)極力避けたいところ。であれば選択肢は全室離れの宿からですね。
ということで、此度は「おやど 二本の葦束」を選択し、折角ですからGO TOトラベルキャンペーンも利用しますw
目次
二本の葦束マップ
画像↑は二本の葦束における館内マップ。此度は春隣庵へアサインされました。ちなみに緑と青枠で囲った客室(戸田邸・雪行廊・再来)は過去に滞在した経験があります。再来は記事を公開してますね、8年前ですがw
そして今回、静止画は少なめに、短い(10秒前後の)動画中心で構成してみました。
というのも、今や「由布院の新御三家」と呼ばれているココ(二本の葦束)や月燈庵は、兎に角敷地が広大で、各施設やそこに至るまでのアプローチを掲載するには相当な画像(撮影)が必要となります。なので動画(しかも6倍速w)を採用してみることに。
ちなみに新御三家最後のひとつは草庵秋桜です。そのいずれも過去に掲載していますので興味のある人はご覧ください。
レセプションへのアプローチ
宿のパーキングへ到着すると(おそらくカメラがあるのでしょう)何処からともなくスタッフが現れて、車ごと預けてレセプションへと案内されます。
さほど距離はありませんが、敢えてアプローチをくねらせ、樹木や苔を観賞しながら石畳を進む演出。
到着先は母屋とも呼べるレセプションを兼ねた古民家です。本来であればここでウェルカムドリンクなどをいただきながらチェックインを行うのですが、この新型ウイルスの影響もあり飲食はなくサインのみで受付し、客室へと案内されました。
レセプションから客室へ
客室へはレセプション奥の扉から敷地内を歩いて進みます。
我々の客室は徒歩で1-2分といったところで、比較的レセプションから近いロケーション。
逆に客室が敷地奥だと移動だけでも結構大変なことから、スタッフが電動カートで運んでくれます。
離れ春隣庵
此度の客室は「春隣庵」という名の離れでした。客室の広さは約45㎡ですが、敷地もあわせると相当広く、藁葺屋根の古民家を移築した客室です。
前室が囲炉裏の間で奥が10帖の和室、広縁の奥に水回りがあり、客室付の露天風呂は別棟に設えられています。
囲炉裏の間がいわゆるリビングといったところでしょうか。ココには簡易的なキッチンも備わっています。
奥の和室はチェックイン時には既にターンダウン(布団の用意)がされており、既に寝室モード。滞在中に宿のスタッフが客室へ出入りすることは基本的にありません。
広縁は履き出しでウッドデッキが併設されていますがこの暑さで開放することはありませんでしたw
冷蔵庫内のドリンクと、面白いデザインのマシンで淹れる珈琲は、全て無料提供となっています。
部屋付きの露天風呂は1度母屋を出て、隣接する脱衣所を経由して入ります。
兎に角、開放的で自然と一体になれる露天風呂でした。
※この動画だけ音声アリですので(蝉の)音量にご注意くださいw
Bar Barolo
夕食前にはバー・バローロで(有料の)カクテルタイムを楽しむことに。客室からレセプションを通らず、ショートカットでアクセスでるのは嬉しい。
このバー、15時にはオープンしていますからカクテルタイムとして利用することが可能なのです。
日が沈むと限りなく真っ暗に近い店内になるため、この時間(夕刻)に撮影させてもらいました。
由布院を代表するシガーバーです。
おそらく宿泊ゲストよりも地元の人たちの利用率が高いでしょうね。今滞在中、ゲストでバローロを利用したのは我々だけでした(何故なら閉店まで利用してたからw)。
カクテルタイムとしていただいたのは、シャルル・エドシック・ブリュット・レゼルヴ。食前酒にこのシャンパーニュは贅沢ですね。
食後に訪れて閉店(24時)まではアイラ系を楽しみました。
ダイニング@馳走庵
夕食、そして朝食の会場は、敷地のほぼ中心に位置する馳走庵でいただきます。
全室が離れの客室だと、全部屋食は厳しいことからこのスタイルにならざるを得ないのですが、事前に宿へ確認を取った際に(当然の取組みながら)他のゲストとは極力距離を置き、かつ時間差で、可能な限り個室にて提供しますということ。
相当に広いダイニングスペースであることは事前に認識していましたから、そこは安心してこの宿に決めたのでした。
我々がアサインされたのは2階の個室。
大分に来たら安心院でしょう。このスパークリングはバローロのマスターがバーから運んできてサーブしてくれます。
あとは画像と動画の力でw
先付けから前菜、御造り、地鶏鍋、揚げ物の辺りで既に満足、その後サーブされた豊後牛のサーロインステーキは2切れ程食べたら満腹ですw
御飯は全く手を付けれなかったためおむすびにしてもらい、豊後牛は翌朝に別の形で出してもらうことにしました。
正直、この量を完食できる人はなかなか少ないと思えます。そして以前からこの宿を利用している立場からいえば、過去の料理から内容が大きく変化したということ。以前は野菜中心の料理でしたからね。
理由はオーナーチェンジによるものですが、大きく影響を受けたのは宿のハードではなくソフト(提供される料理)。
料理人が変わり、モダンになった今回の料理も悪くありません。が、好みは分かれるでしょうね。私の眼にはインバウンド向けにシフトした結果だと映った夕食でした。
温泉たまごコーナー
ここで施設の一部をご紹介。
先に掲載した馳走庵から敷地奥へ向かって進むと、まず「昭和の湯どころ」という貸切風呂が6つ。
その先にいつでも何個でも食せる温泉たまごコーナーがあります。
このたまごが兎に角、美味い。源泉の力なのか?ほんのりと燻されたような香りがします。温泉たまごというより、燻製たまごのような風味。
あまりの美味しさに客室へ、またチェックアウトの際にも数個いただいて帰った一品です。
大露天風呂
翌朝は貸切りの大露天風呂へ。妻は客室の露天でいいというので、私独りで利用しますw
勇んで向かったのは良いものの、この道のりが結構長い。年配の人にはかなりキツイ上り坂となっています。
到着した頃には汗だく。
ただ、苦労した甲斐もあり、広さ・景観共に最高のロケーションだといえます。ココに独りは贅沢。
脱衣所側からの景観。
反対側から撮影した眺め。
湯船から由布岳が望めるよう、樹木が剪定されていました。
また脱衣所には大型の冷蔵庫が備わっており、さまざまなソフトドリンクがいただけますので、1時間の貸切はあっという間ですね。
朝食からCheck-Out
朝食は以前の料理を思い出させる野菜中心のメニュー。昨晩完食できなかった豊後牛のサーロインは、贅沢にも牛時雨煮となって再登場w
朝からたっぷりと食し、昼食は勿論のこと、夕刻まで空腹にならない腹持ちよう。
そしてチェックアウトは11時ということで、食後は客室の露天を楽しみつつ、久し振りかつ充実した滞在となった此度の宿でした。
安心院ワイナリー経由で帰路へ
おまけ記事です。
今回は由布院から安心院へと足を伸ばし、以前から1度伺ってみたかった安心院のワイナリーへ。
ちなみにこの日、高速道路移動中、車載モニターの気温が38度を記録、こんな気温初めて見ましたw
目的は安心院ワイナリーの見学と、安心院スパークリングワインの購入です。
安心院スパークリングワインは生産量も限られてますし、入手するのも簡単ではりませんからね。
ここ(安心院)まで来たのですから、勿論、箱買いで購入し帰宅しました。
あとはいただく(飲む)のみw