心配された台風も大した災害を及ぼすことなく通り過ぎ、週末は南阿蘇に向かいました。利用した宿は別邸 蘇庵です。
温泉宿は色々と利用していますが、南阿蘇エリアでは別邸 蘇庵、北阿蘇エリアでは竹ふえを主に利用しています。ちなみに湯布院エリアでは二本の葦束の利用が中心です。
アプローチ・フロント
門は自動車が近づくと自動で開門し、乗車したまま通過して駐車場へ向かい駐車します。
宿の入口横には王貞治氏の記念植樹があり、これはWBC優勝後に訪れ植樹及び滞在されたそうです。
フロントでは挨拶程度のチェックインを行い、即客室へ向かいます。フロント横にもWBC優勝記念のサインが飾ってあります。
こちらは原辰徳氏ver.ですね。私の知人もそうですが、宿の経営者との関係もあり野球界の利用者は多く、また全室離れでプライベートも確保されているため著名人も利用し易い環境といえます。
外観・玄関(安曇野)
今回は数寄屋風の安曇野(あずみの)という客室を利用しました。建物奥の山並みは阿蘇外輪山です。
客室・座敷(安曇野)
座敷は畳間と板間で構成されています。ガラス越しの奥は部屋付きの半露天風呂となっています。
寝室(安曇野)
小上がりの間が寝室となっており、ロールカーテンで仕切れる仕組みです。
洗面・トイレ・設備品(安曇野)
浴衣と作務衣が用意されています。アメニティはBVLGARI(ブルガリ)でしたが、そのアメニティ内容は滞在プランによって異なるとのこと。
能舞台檜風呂(安曇野)
湯船に湯は張ってありません。これは滞在者の好みによって掛け流し又は都度入替えで利用できるようになっています、衛生的ですね。浴室壁面に設置されているボタンを押すと、浴槽1杯分のお湯が供給され自動で止まります。
湯量は非常に豊富で浴槽一杯まで10分程度です。掛け流しで利用したい場合は再度ボタンを押し、湯を供給させ続ければOK。
湯船目線。兎に角、適温の湯と檜の香りが心地よい空間です。
浴室はそのままデッキと繋がっており、湯上りの休憩スペースとして利用します。人工的な音といえばたまに通る車の音くらいで、殆どが鳥の声と風に揺れる木の葉の囀りだけが耳に伝わってきます。
また、各部屋のデッキ下は池となっています。その冷却効果は思った以上に涼しくクールダウンできます。滞在中は殆ど浴槽とデッキの行き来に終始しました、まさに湯治ですね。
食事(夕食・朝食)
朝夕共に部屋食です。特に夕食は、品質の高い肥後牛を用意して頂きましたが、そのボリュームの多さに完食できませんでした。
朝食は適量ですね、水量・水質共に名水と謳われる阿蘇外輪山の地下水で炊かれた米は本当に美味しいと思います。
散策
夕食後は散策も兼ね、徒歩で10分程にある関連ホテル夢しずくの大浴場を利用しました。九州といえど阿蘇ともなれば朝夕の気温は低めで寒い位です。
今回の滞在も快適でリフレッシュできました。さまざまな気遣いと上質なサービス、完全なるプライベートを提供してくれた各スタッフへ感謝します。