この巨大空間の1Fレセプションや各種パブリックスペースは、1棟建てであるからこそ可能な造りといえます。此度の東京滞在は夜の会食の都合もあり「ウェスティンホテル東京」を利用しました。
ホテルへのアプローチは、沿線での打ち合わせもあったことで電車移動し恵比寿駅からトコトコと歩きました。悪天候だと少々億劫ですが、気持ちの良い晴天では歩くのにちょうどいい距離です。
チェックインは1Fで行わずそのまま豪華なロビーを通過し、17Fエクゼクティブクラブへと向かいました。普段、ハイアットのシンプルなデザインに慣れ親しんでいると、この装飾は少々疲れますね。
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Check-In(17F Executive Club)
エグゼクティブクラブ(Westin Executive Club = WEC)は日中のライトスナック・サービス中でした。ちょうど小腹を満たしたかったため、チェックイン作業を行いながらお茶とケーキを頂きます。
周りを見渡すと日本人は我々だけ。欧米系を中心に春節中の中国系と、アウェーな空間w
どうやら(アサインされた客室に対する不満から)クレームが立て続けに勃発していたようで、スタッフ達が走り回っていました。その詳細は分かりませんが、日本人スタッフは兎角ゲストに対して謝り過ぎのような気がします。(勿論、英語でしたが)謝り過ぎて会話自体が成立していませんでした。非を認めることは大事です、しかしそれを前面に出すだけでは到底事態解決に繋がるとも思えません。
またホテルだけに限らず、無理な要求やステイタスを翳(かざ)す相手に対して、時にはハッキリと「お断りする」ことも必要でしょう。サービスする側される側、一方的でなく互いに最低限のハードル(基準)を持って接し、互いにそれをクリアすることによって良い関係が構築されるのです。
対面のスタッフを(時には人格まで)否定し、スグに責任者や上席者を求めるような顧客(いわゆるクレーマー)に対しては関係を清算する(利用拒否する)方がむしろ無駄な時間と労力は減少し、結果的に生産性の向上へと繋がります。面倒な顧客ほど大してお金も落としませんしねw
CORNER EXECUTIVE DOUBLE(客室:コーナーエグゼクティブ・ダブル)
エグゼクティブ クラブのゴタゴタを横目にアサインされたのは15F(エグゼクティブフロア)のコーナーダブルルーム(42㎡)です(ルームプランはサムネイル1枚目を参照下さい)。
入室するとクローゼット、その対面に水回りが配置された一般的な設計です。
洗面はシングル、独立したシャワーブースが設置され、水圧も十分でした。
奥へ進むとメインの居住空間です。開業から20年が経過している感はありません、メンテナンスの賜物ですね。客室内の清掃は行き届いており、清潔さを超えてホテル独自の配慮があるように思えました。
勿論、設置されている寝具はシモンズ社と共同開発された「ヘブンリーベッド」です。寝心地は良く、快眠を得られたと感じます。
ソファー隣のサイドボードには、ミニバー・冷蔵庫・コーヒーメーカー・セーフティボックスが収納されており、特にデカフェ(Decaf)が用意されているのは嬉しいアメニティですね。
Evening Cocktail Service(17F Executive Club)
会食前に17:30から開始される「カクテルサービス」を利用しました。エグゼクティブ クラブの運営時間とその内容は↓サムネイルをクリックしてご覧下さい。
スパークリングはオーストラリア産の「デ・ボルトリ NV」、初めて口にしましたが何とも印象に残らない(特徴の無い)味わいでしたw セパージュを見るに「サルタナ 90%:ピノノワール 10%」ということから、その味わいの原因はサルタナという品種にあるようです。
Morning Buffet(1F THE TERRACE)
翌日の朝食はエグゼクティブ クラブでなく、1F「ザ・テラス」を利用しました。ホットミールからエッグステーション、サラダバーなど和洋共に充実しています。
最も美味しかったのはオーダー後に搾ってくれるフレッシュジュースです。ご年配のスタッフ1名がフル回転で対応していたのが印象的でした、お疲れ様です。
View
客室(1526号室)からの景観は北向き、よって画像右の大きなビルは六本木ヒルズです。さらに右へ傾ければ虎の門ヒルズまでなんとか目視可能も、東京タワーはギリギリ見えませんでした。