知人からの情報で2015年12月に別府市でオープンした新たな宿「テラス御堂原」を訪れました。
由布院の温泉へは頻繁に伺うものの、別府となれば大分市へ向かう際に通過する程度で滞在に至ることが少なく、人生でも数回目の滞在。その滞在の模様を2回に分けて掲載します。
大分道の別府インターチェンジを降りてすぐ船原山の中腹に見えるモダンな外観。目視ではかなり近くに感じるのですが、そこまでのルートが複雑なため到着まで結構時間が掛かりました。
開業僅か4ヶ月の施設ですから当然ナビにも収録されておらず、住所(地番)を頼りに進みます。由布院や天ヶ瀬、黒川など、人里離れた温泉宿への初訪問時は大抵道に迷うのが付き物ですw
ということで、ようやく目的地へ到着。外観も真新しいですね。
Check-In
館内へ足を運ぶと約5㍍の天井高を有した開放感の高い空間。
この空間がレセプションとなっており、チェックイン等の作業が各テーブルで行われます。標高が高いだけに眺めが良いですね、窓のムコウ側に見えるの別府市街と別府湾です。
レセプションの中央には茶道具が鎮座しており、チェックイン時にお茶を点(た)ててくれます。
Room(2F 東201)
↑此方が館内のマップ。約1,000坪の敷地に対して客室は14室、そのルームプラン(間取り)は全て同じで1F客室の真上に2F客室という構成です。よって2F客室の方が眺めも良く、したがって客室料も若干割高の設定となっています。
今回の滞在先は東側2Fの201号室、全客室の中で最も眺めが良いそうな。
2F客室とはいえ、玄関周りは非常にゆったりとした造り。玄関の方位は西側(山側)となり駐車場や近隣の一般住居などが伺えます。
早速客室へ入ると、手前からベッドスペース+リビングスペース+テラス+バルコニーが直線状に配置され、室内の何処にいてもココの売りである別府湾の眺望が楽しめる設計。
複雑な間取りでない分、35㎡とは思えない空間の広さです。ちなみにこの宿、全館2名限定利用となっており、夫婦+子供といった組合せは残念ながら滞在(利用)できないそうです。なかなか厳しい利用条件ですね、個人的にはファミリー層にも開放して良いような気もするのですが。
Bathroom
サニタリーも至ってシンプルで、こういう設計は嫌いではありません。備付けのウォーターボトルはクリスタルカイザー。
バルコニーに面した半露天風呂は眺めも良く開放的。しかし浴槽はそこまで大きくありません。客室が2名限定ですから仕方ないものの、それでも1人でゆっくり入浴するタイプの大きさといった処でしょう。
Balcony
穏やかな天候だったことから、室内よりもバルコニーで寛いだ時間の方が長かったと思います。なるべく眺望の妨げにならないよう、細めのアルミ手摺と間隔の開いたワイヤーだけのため、小さな子供だと隙間から落ちそうで危険ですね。こういった拘りから大人限定の宿なのだと思われます。
別府市街から少し離れているだけですが自動車などの無駄な音が殆ど届かず、また山の中腹という立地からか周辺には野鳥が多くその囀りが響き渡り心地良い空間でした。
次回(後編)は大浴場や食事の様子を掲載したいと思います。