三菱UFJニコス(以下、MUFG)が当月19日からカード会員向けWebサービスの一環として『属性』や『利用傾向』に則した各会員に相応しいキャンペーンなどの情報を提供するサービス を順次スタートしているようです。
対象カードは、MUFGカード(UFJカード含む)・DCカード・NICOSカードとなり、私の保有カードでは『JGC DC VISA Goldカード 』が対象となっています。
画像の『お知らせ欄』が、会員に適した企画を案内する『パーソナルエリア』となり、提供する情報の選定にあたっては、会員の『属性(住所、性別、年齢など)』や、『フリークエンシー(金額、頻度、場所など』の利用動向で区分し、同社が用意したさまざまな規格の中から、ピンポイントで提供していくそうです。
JAL決済にしか利用していない私への案内としては、それなりに『マッチング』している感じですね。
しかしこれはMUFGに限らず各社同様に実施している『顧客仕訳』であり、今に始まったものではありません。またこれらの情報はキャンペーン案内だけに留まらず、将来的な上位カードへのインビテーションへと繋がる『情報源』としても利用されるものです。
逆に上位カードを目指した場合、個人情報が全て『筒抜け』となっている以上、我々会員サイドとして『積極利用』するしかアピール(貢献度)の場はありませんよね。よく『まずは属性云々‥』というのを目にしますが、相手(カード会社)の生業(なりわい)から考えれば、絶対的に『決済額』が重要となります。何故なら一般論として、上位カードへ相応の与信枠が設定されるのには『決済に不便がないこと』以外の理由が見つからないためです。(この辺りは、また別途エントリーしたいと思います)
話は逸れましたが、今回のような発行会社自らが『属性』や『利用動向』で会員に対して『案内を区分する』と『公言』するのは初めてのことではないでしょうか?よって保有する会員情報を如何に有効利用できるかが現在の大きな課題なのだと思われます。
会員情報利用の上手さ(マーケティング戦略)は、現在アメックスが頭一つ抜き出た存在でしょうね。