JALカードはANAカードと異なり、株式会社ジャルカードが運営するクレジットカード事業(クレジットカード会社)です。
2010年10月1日以降の利用分から提携先の請求に統一されたのは記憶に新しいところですが、それ以前はJALカードと提携会社が個々に利用枠を設定していました。
①JALカードとしての利用枠 (主にJAL航空券や提携特約店での利用)
②提携クレジットカードとしての利用枠 (上記以外での利用)
と、2種類のクレジット機能が搭載されたカードであるが故に、①及び②を利用した際には2種類の請求書が送られて来ていました。しかもJALカードは月末締めに対し提携先の多くは15日締めのため、請求書送付タイミングや支払日もバラバラで、慣れないホルダーには管理し難いカードだったと思います。
現在は提携先一括での請求となったため、その煩わしさは無くなりました。
が、その反面JALカードとしての利用枠は姿を消し(一応設定はありますが)、利用枠が実質提携先1社となってしまったのは残念でなりません。
ということになり、私の場合はDCカード枠150万円とは別にJALカード枠で200万円が設定されているものの、その用途については「JAL国際線航空券及び海外・国内ツアーのみ」に限られてしまってます。
以前は国内線航空券もJALカード枠で決済していましたので、この変更は「ビジネスきっぷ」を多用するビジネス系多頻度顧客にとって利用枠の圧迫に即繋がります。
さらに友人が陥ったケース(パターンB)なのですが、(提携先利用枠100万円の設定)
JALパックはJALカード枠決済だと勘違いし(半分合ってますが)、家族旅行代金を先に決済したため通常ショッピング利用枠が無くなり増枠申請していました。
たとえJALカード枠が利用できるJALパックを決済するとしても、提携先の利用枠使用が優先されることについて、使い慣れた長年の利用者には理解されていない(変更に気付いてない)のが現状です。
私自身も先月当月共にJALで国内移動していますので、既に半分以上の利用枠が国内線航空券代だけで消化されてしまっているため、今後も含めANA併用に戻るかClub-A Goldへ切替えるか思案中です。
最も利用率の高い国内線航空券代決済を提携先へ譲った形のJALカードが、クレジットカード事業から手を引く日もそう遠くないのかも知れませんね。