先週末は所用で長崎に行った帰路を利用し佐賀県は嬉野温泉へ立ち寄りました。7月の吉田屋以来、約2ヶ月振りの嬉野温泉です。
とはいえ、今回は吉田屋が満室だったこともあり、萬象閣敷島を利用してみました。どちらかといえば8つの立ち寄り湯(家族風呂)が有名で記憶していた宿だったりします。規模的にはホテルといってよいかもしれません。
建物は結構古く歴史はあるものの、やはり経年によるデザインや客室の老朽化から、元々の客室を全てリノベーションして運営しているタイプの宿ですね。
萬象閣敷島 Sora
昔風なフロントw でチェックインしたのちアサインされたのは宿最上階(5F)のSoraというフロアでした。
客室内プランは↑の通り。リビングと寝室、そして客室付露天風呂といった今どきの構成。定員は2-3名となってはいるものの、畳の間に布団を敷けば、ベッドも合わせて4-5名は休める広さ。
客室内の説明後にウェルカムの抹茶とプリンが運ばれてきました。
リビングの全容。確かにリビングは設定された定員の2-3名で限界というスペースですねw TVモニターやDVDプレイヤー、冷蔵庫や珈琲マシン、嬉野茶セットやペットボトル(2本)など申し分ない設備。
しかし一方で寝室は畳の間も相まってかなりのスペースが確保されています。ベッドはシモンズ社製で快適。
ですが、温泉上がり後は畳の上での雑魚寝が心地良かったりしますw
リビングからスケスケな洗面・脱衣所を抜ければ客室付露天風呂へと繋がります。その露天風呂もリビングからスケスケですけどw
嬉野温泉の源泉は温度が高く(約60度)掛け流しは厳しいものの、折角のトロトロなお湯を水で薄めるのは勿体無いことから、まず宿へと到着したのちはスグにお湯だけを張りましょう。
そして、その熱湯風呂が冷めるを待つこと(そしてお湯を足しながらその温度を維持させること)によって客室の露天風呂でも嬉野特有のトロトロしたお湯を堪能できます。この手法で翌日のチェックアウトまで客室の露天風呂を楽しみました。
食事処 十二の言葉
夕食の会場は1Fフロント横からつながっている個室風の食事処。おそらく過去は大宴会場であった(であろう)空間を上手くリノベーションしてると感じました。
乾杯はモエ・エ・シャンドンアンペリアルで。メインともいえる佐賀牛は既にテーブル上へセットされており、個々の好きなタイミングで焼いて食べるスタイルのよう。
先付や土瓶蒸し、椀物や焼物などなど、次から次に料理が運ばれてきます。その合間を縫って佐賀牛を焼きつつ、あわびのしゃぶしゃぶが第2のメイン。〆は御飯と稲庭うどん、そしてデザートといった流れで夕食を楽しみました。
一方、此方↑は翌朝の朝食。鯵の一夜干しがホッケかと見紛うような大きさでびっくりw しかし何より美味しかったのは嬉野温泉名物の温泉湯豆腐です。嬉野の温泉水(弱アルカリ性)を使用することによって豆腐がトロトロになります。
口当たりも味わいも最高峰の湯豆腐といえるでしょう。嬉野温泉に足を運んだ際にはぜひ食することをおすすめします。なかなか嬉野が遠方だという環境の人はさまざまな通販会社のお取寄せもあるようなので一度お試しあれ。